文部科学省は2025年2月5日、2025年度(令和7年度)国公立大学入学者選抜の志願状況を発表した。出願最終日となる2月5日午前10時現在の志願倍率は、前期日程が2.7倍、後期日程が9.2倍、中期日程が12.5倍。 2月5日午前10時現在の志願状況によると、国立(前期)は募集人員6万3,462人に対し、志願者数が16万6,633人で、志願倍率が2.6倍。国立(後期)は募集人員1万2,231人に対し、志願者数が10万9,657人で、志願倍率が9.0倍。公立(中期)は募集人員2,388人に対し、志願者数が2万9,808人で、志願倍率が12.5倍。 国公立(前期・後期・中期)合計は募集人員9万8,175人に対し、志願者数が38万6,930人で、前年度同時点より3,032人減少した。志願倍率は、前年度同時点と同じ3.9倍。なお、国際教養大学、新潟県立大学、叡啓大学、芸術文化観光専門職大学は、独自日程による試験実施のため含まない。前年度(2024年度)の確定志願者数は42万3,260人で倍率は4.3倍であった。 志願倍率を学部系統別にみると、「人文・社会」4.2倍、「理工」3.8倍、「農・水産」3.9倍、「医・歯」4.3倍、「薬・看護」4.3倍、「教員養成」3.1倍、「その他」4.2倍となっている。 国公立合計175大学622学部のうち、前年度(2024年度)の最終志願倍率を超過している大学・学部等は、120大学324学部等。志願者数が募集人員を満たしていない大学・学部等は、5大学7学部等。2段階選抜の実施予定倍率を超えた大学・学部等は、47大学(65.3%)95学部等(47.7%)。 高倍率となったのは、国立大学では前期が東京芸術大学(美術)12.8倍、後期が宮崎大学(教育)29.3倍、公立大学では前期が山陽小野田市立山口東京理科大学(薬)21.3倍、後期が福山市立大(教育)35.2倍、中期が兵庫県立大学(社会情報科)27.3倍等。 前期日程試験は2月25日より、中期日程試験は3月8日より、後期日程試験は3月12日より行われる。