文部科学省は2025年1月31日、2025年度(令和7年度)国公立大学入学者選抜の志願状況を発表した。中間日である1月31日午前10時現在の志願倍率は、前期日程が0.7倍、後期日程が1.8倍、中期日程が2.5倍。願書は2月5日まで受け付ける。 2025年1月31日10時現在の志願状況によると、国立(前期)は募集人員6万3,462人に対し、志願者数が4万2,382人で、志願倍率が0.7倍。国立(後期)は募集人員1万2,231人に対し、志願者数が2万2,317人で、志願倍率が1.8倍。公立(前期)は募集人員1万6,872人に対し、志願者数が9,961人で志願倍率が0.6倍。公立(後期)は募集人員3,222人に対し、志願者数が5,909人で志願倍率1.8倍。公立(中期)は募集人員2,388人に対し、志願者数が5,886人で、志願倍率が2.5倍。 国公立(前期・後期・中期)合計は募集人員9万8,175人に対し、志願者数が8万6,455人で、志願倍率が0.9倍。なお、前年度(2024年度)の確定志願倍率は4.3倍だった。 学部系統別の志願倍率は、「人文・社会」1.0倍、「理工」0.8倍、「農・水産」0.9倍、「医・歯」0.9倍、「薬・看護」0.8倍、「教員養成」0.5倍、「その他」1.1倍。2段階選抜の実施予定倍率を超えた大学は、国立が1大学2学部、公立はまだない。 前期選抜で倍率が高かった大学・学部等は、国立が東京芸術大学(美術)9.0倍、鹿児島大学(共同獣医)2.9倍、東京科学大学(情報理工学院)2.7倍、同(理学院)2.6倍など。後期は、一橋大学(経済)9.3倍、お茶の水女子大学(生活科)8.0倍、一橋大学(ソーシャル・データサイエンス)8.0倍、千葉大学(医)7.0倍など。公立大学は、前期が山陽小野田市立山口東京理科大学(薬)5.5倍、後期は愛知県立大学(看護)15.0倍、同(教育福祉)8.2倍など。 国公立大学の2次試験(個別試験)出願は、1月27日から2月5日。例年、2月に入ってから出願ピークを迎える。前期日程は2月25日から、中期日程は3月8日以降、後期日程は3月12日以降に試験が行われる。