インフルエンザ、報告数減少も…学年・学級閉鎖は増加 | NewsCafe

インフルエンザ、報告数減少も…学年・学級閉鎖は増加

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インフルエンザ流行レベルマップ2025年第4週(1月20日~1月26日)※警報レベル超えの保健所がある都道府県は赤色3段階で表示
  • インフルエンザ流行レベルマップ2025年第4週(1月20日~1月26日)※警報レベル超えの保健所がある都道府県は赤色3段階で表示
  • インフルエンザと新型コロナウイルス感染症の定点あたり報告数の推移(全国)
  • インフルエンザ定点あたり報告数・都道府県別
  • インフルエンザ定点あたり報告数推移
  • インフルエンザ様疾患発生報告における施設数の推移
 厚生労働省は2025年1月31日、2025年第4週(1月20日~1月26日)のインフルエンザ発生状況を発表した。全国の定点あたり報告数は前週比7.32人減の11.06人。前週の報告数よりも減少したものの、保育所・幼稚園、小・中・高等学校などの学級閉鎖が1,196施設(前週1,092施設)と増加している。

 厚生労働省が全国約5,000か所の定点医療機関で実施している感染症発生動向調査によると、2025年第4週の定点あたりのインフルエンザ患者報告数は全国平均11.06人。前年同期(19.20人)と比べて少なく、前週(2025年第3週18.38人)より減少している。

 都道府県別では、「山形県」25.31人、「新潟県」20.62人、「石川県」19.15人、「沖縄県」18.77人、「高知県」17.59人、「宮城県」17.24人、「富山県」16.46人、「長崎県」16.14人、「長野県」16.05人、「徳島県」15.95人、「福井県」15.33人、「宮崎県」15.03人の順で多かった。全国のうち、警報レベルを超えている保健所管轄区域は256か所で、46都道府県に分布している。また、注意報レベルを超えている保健所管轄区域は24か所で、19都道府県に分布しており、引き続き警戒が必要だ。

 国立感染症研究所感染症情報センターは、2025年第4週の全国医療機関(定点医療機関以外を含む)の受診者数を約38.6万人と推計。年齢別では、0~4歳が約4.1万人、5~9歳が約6.4万人、10~14歳が約5.4万人、15~19歳が約2.9万人、20代が約2.4万人、30代が約3.4万人、40代が約4.2万人、50代が約3.7万人、60代が約2.6万人、70歳以上が約3.6万人と、全年代で感染がみられる。

 また、全国の保育所、幼稚園、小学校、中学校、高等学校では引き続き感染が流行している。2025年第4週は、休校については18施設(前週23施設)と、前週より減少がみられたものの、学年閉鎖382施設(同379施設)、学級閉鎖1,196施設(同1,092施設)では、前週を上回っている。日常生活において引き続き、手洗い・うがい、マスク着用といった基本的な感染対策を心がけたい。
《木村 薫》

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