国公立大学2次試験(個別試験)の出願受付が、2025年1月27日に開始された。河合塾が1月22日に更新した最新の「入試難易予想ランキング表」によると、大学入学共通テストの得点率のボーダーラインは、国公立大の文系では、京都(経済-経済経営理系)89%が最難関となっている。 入試難易予想ランキング表は、河合塾が予想する国公立と私立の入試難易度(ボーダーライン)を学部系統別・大学所在地区別にまとめたもの。河合塾が予想する合否の可能性が50%に分かれるラインをボーダーラインとし、2025年1月現在のボーダーライン予想は、前年度の入試結果と今年度の「共通テストリサーチ」「全統模試」の志望動向を参考にして設定している。最新版となる1月22日更新分の入試難易予想ランキング表は、河合塾の大学入試情報サイト「Kei-Net」に掲載されている。 国公立大学(文系)の大学入学共通テスト(前期日程)の文系の得点率をボーダーラインでみると文系全体では、京都(経済-経済経営理系)89%が最難関。東日本では、東京(文科一類)(文科二類)が88%で最難関。 学部系列別にみると、文・人文学系は東日本が東京(文科三類)87%、筑波(人間-心理)85%、筑波(人文・文化-比較文化)84%、筑波(人間-教育)83%、筑波(人文・文化-人文)と都留文科(文-国文)80%となっている。西日本では京都(文-人文)(教育-教育科学文系)85%、京都(教育-教育科学理系)84%、大阪(文-人文)83%、名古屋(文-人文)と京都府立(文-歴史)81%、名古屋(教育-人間発達科学)と神戸(文-人文)80%など。 社会・国際学系は、東日本では一橋(社会-社会)85%、西日本では広島(総合科学-国際共創文科系)78%が最難関。そのほか、筑波(社会・国際-社会)と横浜市立(国際教養-国際教養B方式)84%、筑波(人間-障害科学)82%、筑波(社会・国際-国際総合)81%など。 法・政治学系は、東日本が東京(文科一類)88%、一橋(法-法律)84%、東京都立(法-法)80%。西日本は、京都(法)85%、大阪(法-法)(法-国際公共政策)83%、名古屋(法-法律・政治)80%など。 経済・経営・商学系は、東日本が東京(文科二類)88%、一橋(商)84%、一橋(経済-経済)と横浜市立(国際商-国際商B方式)83%、埼玉(経済-経済(国際プログラム枠)81%、東北(経済-理系)80%。西日本は、京都(経済-経済経営理系)89%、京都(経済-経済経営文系)86%、大阪(経済-経済・経営)84%、名古屋(経済)82%、神戸(経済-経済(数学))(経済-経済(英数))(経済-経済(総合))(経営‐経営)80%など。 教育(教員養成課程)では、東日本は東京学芸(教育-中等-音楽)が78%、西日本は金沢(文系一括)が77%で最難関。教育(総合科学課程)では、東日本は東京学芸(教育-教育-カウンセリング)74%、西日本は広島(教育-科学-社会認識教育学)77%が最難関となっている。 国公立大学の2次試験(個別試験)の出願受付期間は、1月27日から2月5日まで。前期日程は2月25日から、中期日程は3月8日以降、後期日程は3月12日以降に試験が行われる。