個別指導の学習塾「明光義塾」を全国展開する明光ネットワークジャパンは、中学3年生の受験生を持つ保護者820名を対象に「受験生への保護者のサポートに関する実態調査」を実施した。この調査では、保護者がどのように受験生をサポートしているか、その実態が明らかになった。 受験本番まで残りわずかとなり、受験生はラストスパートをかける時期である。この時期において、勉強と同じくらい重要なのが生活習慣と体調管理。また、受験直前期の失速は受験生のメンタルが要因であることが多いため、受験生とのコミュニケーションや精神的なサポートも重要視されている。明光義塾では毎年、受験生を持つ保護者を対象に、受験生サポートの実態調査を実施しており、サポートする側の本音や悩みを明らかにしている。 調査結果によると、子供の志望校を把握している保護者は93.2%にのぼり、94.4%の保護者が子供の志望校に納得していると回答した。また、受験生とのかかわり方については、6割以上の保護者が積極的にかかわると回答しており、75.7%の保護者が受験生の子供にアドバイスをしていることがわかった。 保護者が受験生に対して注意を払う点としては、「体調管理」が43.4%で最多となり、ついで「就寝時間」(38.9%)、「スマートフォンの利用」(37.7%)が続いた。さらに、保護者が大変だと感じることとしては、「干渉し過ぎないよう注意する」が37.1%で最多となり、ついで「モチベーション管理」(36.1%)、「成績の向上」(31.1%)が続いた。 子供のモチベーション管理のために行っていることとしては、「過度な期待をかけない」が46.3%で最多となり、ついで「励ましの声をかける」(33.2%)、「相談相手になる」(32.9%)が続いた。 調査は2024年11月14日から11月18日にかけてインターネットリサーチで実施された。回答率は小数点第2位を四捨五入し、小数点第1位までを表示しているため、合計数値は必ずしも100%とはならない場合がある。 明光義塾の錦糸町すみだパークプレイス教室の赤塚萌恵教室長は、「12月に入り、いよいよ受験シーズンが本格化。受験生のお子さまがいるご家庭では緊張感が漂ってきているのではないでしょうか。調査結果からは9割以上の保護者がお子さまの志望校を把握・納得されており、日頃からご家庭でのコミュニケーションが取れていることがわかる一方で、干渉しすぎないように気をつけている方も多いようです。ご家庭での受験生のサポートにあたっては、先導するよりも伴走するイメージを持つのがポイント。お子さまの不安や悩みを一緒に解決してあげることでお子さま自身も安心感を持ち、モチベーションアップにつながると思います。また、受験直前期においては『健康管理』もとても大切です。試験の日に体調不良に陥らないよう対策するのはもちろん、日頃からしっかり勉強できるよう風邪などにも気をつけてあげたいですね」とコメントしている。