【高校受験2025】都立高入試、新たに4校で在京外国人選抜 | NewsCafe

【高校受験2025】都立高入試、新たに4校で在京外国人選抜

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おもな日程(いずれも令和7年)
  • おもな日程(いずれも令和7年)
  • 今後の日程(予定)
 東京都教育委員会は2024年9月19日、2025年度(令和7年度)東京都立高等学校入学者選抜実施要綱・同細目を公表した。在京外国人生徒対象の選抜は、新たに一橋高校、浅草高校、荻窪高校、砂川高校の4校でも実施する。9月から11月にかけて、説明会も予定している。

 2025年度東京都立高等学校入学者選抜のおもな日程は、推薦に基づく選抜が2025年1月9日から16日に願書受付、1月26日と27日に検査実施、1月31日に合格発表。学力検査に基づく選抜は、第一次募集と分割前期募集が1月30日から2月5日に願書受付、2月21日に検査実施、3月3日に合格発表。分割後期募集と全日制第二次募集(インフルエンザ等追検査)が3月6日に願書受付、3月11日に検査実施、3月14日に合格発表を行う。

 選抜方法に関するおもな変更点については、新型コロナウイルス感染症の5類感染症への移行にともない、推薦に基づく選抜の集団討論は前年度と同様の対応を継続し、各高校が期待する生徒を選抜するために必要と判断した場合に実施する。実施の有無は各高校が判断する。文化・スポーツ等特別推薦では、「実績等を証明する書類等の写し」の提出を求めない対応を継続する。

 追検査は、第一次募集の検査日当日に新型コロナウイルス感染症を含むインフルエンザ等学校感染症に罹患した者、学校保健安全法第19条により中学校長が出席停止の措置を行った者、月経随伴症状の生徒や痴漢被害者、やむを得ない入院等で受検できなかった者等を対象に2025年度入学者選抜も継続して実施する。追々検査は、前年度と同様に実施しない。

 障害や学力検査等の検査日当日の事故、病気等により、検査当日に検査実施上の配慮を行う「特別措置」の呼称は、「受検上の配慮」にあらためる。名称の変更にともない、一部の申請書の様式についても表現をあらためる。

 在京外国人生徒対象の選抜は、2024年度入学者選抜までは国際高校、竹台高校、田柄高校、南葛飾高校、府中西高校、飛鳥高校、六郷工科高校、杉並総合高校の8校で実施していたが、2025年度入学者選抜では新たに一橋高校、浅草高校、荻窪高校、砂川高校の4校を加えた12校で実施する。

 在京外国人生徒対象の選抜の応募資格は、外国籍を有する者に限定していた国籍要件を撤廃し、日本語指導が必要な日本国籍の者の応募資格を認める。名称は「在京外国人生徒対象の選抜」から、「在京外国人生徒等対象の選抜」にあらためる。

 また、応募資格で入国後3年以内としている在日期間は、中学校への入学準備等のために入学日より前に入国するケースもあることから、これまで3年と入学準備等の1か月までを3年以内とみなしていたが、入国後の在日期間を延長し、3年3か月までを3年以内とみなす。「ルビ付問題・辞書持込み」の申請要件は、在京外国人生徒等対象の選抜の応募資格にあわせ、入国後3年3か月とする。

 今後は、9月20日に国公私立中学校や特別支援学校、区市町村教育委員会を対象とした「実施要綱説明会」をWebサイト上で配信開始予定。10月27日には晴海総合高校、11月4日には立川高校、11月10日には新宿高校で、中学3年生や保護者等を対象とした「都立高等学校等合同説明会」を開催する(事前申込制)。10月20日には、都立高校を希望する外国人生徒、日本語指導が必要な生徒や保護者等を対象とした「在京外国人生徒等対象の説明・相談会」も予定している。

 東京都や東京都教育委員会のWebサイトでは、学校・学科ごとの実施方法一覧、各校の「期待する生徒の姿」、入学願書記入例、出願書類の注意事項なども公表している。
《奥山直美》

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