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【高校受験2025】福岡県立高入試…長期欠席者に配慮した新制度を導入

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 福岡県教育委員会は2024年9月17日、2025年度(令和7年度)福岡県立高等学校入学者選抜から、長期欠席者に配慮し、一般入試(定時制単位制2期入試を含む)において、調査書の「各教科の学習の記録」の第3学年の評定を参考資料としない入試制度を実施すると発表した。

 長期欠席者に配慮した入試制度は、2025年度福岡県立高等学校入学者選抜から導入。一般入試(定時制単位制2期入試を含む)で、調査書の「各教科の学習の記録」の第3学年の評定を参考資料としない制度を県立高校全校で実施する。

 対象となるのは、この制度による出願を希望し、高校入学後に継続して登校する意志がある、中学校等第3学年の欠席日数が12月末時点で70日以上の長期欠席者。中学校等卒業者については、中学校等第3学年での欠席日数が90日以上の者を対象とする。教育支援センターやフリースクール、保健室登校での学習等により生徒指導要録上出席扱いとなっているため、欠席日数が規定未満である者については、学習の状況が長期欠席者と同等であると認められる場合は対象とする。

 検査では、5教科の学力検査に加え、登校する意志や修学意欲などを確認する面接を実施する。検査期日は、一般入学者選抜の学力検査と同日。面接は学力検査の翌日に実施する場合がある。調査書による第3学年の評定を参考資料とせず、学力検査と面接の結果、その他志願書類により総合的に選考する。選考にあたっては、他の志願者の学力検査得点を参考に基準点を設ける。

 制度を利用した入学者の募集人員(入学定員の内数)は特に定めない。第2志望校を志願する者については、第2志望校ではこの制度を適用しない。定時制課程の実施方法等は、各高等学校長が弾力的に判断する。

 志願書類は、通常の書類、長期欠席者特例措置適用申請書、自己申告書。各様式は、2025年度福岡県立高等学校入学者選抜要項で発表する。

 2025年度福岡県立高等学校入学者選抜の日程は、推薦入学者選抜や特色化選抜などが、2025年1月22日から28日正午まで出願を受け付け、面接・作文・実技試験・学力検査などを1月30日と31日に実施する(志願する選抜や学校によって実施日が異なる)。合格内定通知は2月5日午前9時。合格発表は3月17日午前9時。

 一般入学者選抜は2月7日から17日正午まで出願、2月18日から21日正午まで志願先変更を受け付ける。学区外からの入学志願申請受付は2月5日から21日正午まで。学力検査は3月5日、個性重視の特別試験(実施校のみ)は3月5日の学力検査終了後もしくは3月6日に行う。合格者発表は3月17日午前9時。
《奥山直美》

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