日本青年会議所が主催する第3回「全国高校生政策甲子園」の決勝大会が2025年8月25日、国会議事堂で行われ、各部門の会頭賞・副会頭賞が決定した。最優秀賞は9月1日~20日にインターネットで行う国民投票で決定する。 今年で3回目の開催となる高校生政策甲子園は、設定テーマ部門「未来の日本を創造する !! 持続可能なデジタル政策!」と自由テーマ部門「あなたは総理大臣 !! 地域の社会課題と明るい未来!」の2部門で政策を募集。過去最多となる、全国33都府県から352チーム約1,500名のエントリーがあった。書類選考を通過した52チームは、東日本、西日本、九州沖縄の3地区で予選大会を行い、各地区予選大会を通過した16チームが決勝大会に挑んだ。 国会議事堂で行われた決勝大会では、1チーム5分の持ち時間で政策発表を行い、審査員1人25点の持ち点による採点で、合計点が高い順に「会頭賞」「副会頭賞」が選出された。会頭賞は、設定テーマ部門が佐久長聖高校(長野県)のチーム「そらりんく」、自由設定部門は、宮城県古川黎明高校の「古川黎明お米プロジェクト」が受賞した。 決勝大会は今後、9月1日から20日に行うインターネット投票を用いた国民投票方式で最優秀賞を決定する。インターネット投票の詳細は、後日、日本青年会議所のホームページなどで案内される予定。◆第3回「全国高校生政策甲子園」決勝大会(会場演説)結果(1)設定テーマ部門:未来の日本を創造する !! 持続可能なデジタル政策 !【会頭賞】そらりんく(佐久長聖高等学校/長野県)「ひとりじゃない、をテクノロジーで。」【副会頭賞】未来創造☆ひらめきソーダ(山陽学園高等学校/岡山県)「田園OS~未来を耕すデジタル農業革命~」(2)自由設定部門:あなたは総理大臣 !! 地域の社会課題と明るい未来 !【会頭賞】古川黎明お米プロジェクト(宮城県古川黎明高等学校/宮城県)「日本の主食である米を守るため、農業従事者の激減に対し、耕作の請負を可能にする直播への転換を支援する。」【副会頭賞】てぃーだ~ヤンバルクイナが飛べる時代へ~(北山高等学校/沖縄県)「構想が見える、語れる、選べる 市民とつくる未来設計」