ニフティは2024年12月26日、子供向けサイト「ニフティキッズ」にて「給食」に関するアンケート調査を実施し、レポートを公開した。調査は小中学生を対象に行われ、給食の好きなメニューや残す理由などについて、2,344人から回答を得た。 この調査の目的は、子供たちの給食に対する意識や好みを把握することにある。調査は2024年10月29日から11月25日までの期間にインターネットを通じて行われた。対象は「ニフティキッズ」を訪問する小中学生で、有効回答数は2,344件であった。 調査結果によると、学校に給食があると答えた人は全体の95.5%で、ほとんどの学校で給食が提供されていることがわかる。給食の味については、「おいしい」「どちらかといえばおいしい」と回答した小中学生が約9割にのぼり、給食に対する好意的な意見が多いことが明らかになった。 好きなメニューについては、小中学生ともに「あげパン」が1位で、2位が「カレーライス」であった。過去の調査でも上位にランクインしており、これらのメニューは不動の人気を誇る。一方、苦手なメニューとしては「ゴーヤチャンプルー」が1位となったが、「苦手なメニューはない」との回答も多く見られた。 給食を残すことがあるかという質問には、62.7%の小中学生が「ある」と答えた。残す理由としては「苦手な食べ物だから」がもっとも多く、ついで「量が多いから」があげられた。小学生は「一定量食べたら残せる」との回答が多く、中学生は「ルールはなく残せる」との回答が多かった。 また、コロナ禍における給食中のルールや制限については、43.4%の小中学生が「まだある」と回答した。具体的な制限内容としては、「机をくっつけてグループにしない」が82.3%、「会話制限がある」が47.3%であった。 今は出ていないが、給食で出たらうれしいメニューとしては、「アイスクリーム」や「ケーキ」などのデザート、「カルボナーラ」や「ステーキ」などの洋食、「寿司」などの和食があげられた。「あげパン」を求める声も多く、すべての学校で提供されているわけではないことがわかった。 ニフティキッズは2002年に開始されたサービスで、小中学生を対象にインターネットを安全に使うための情報提供を行っている。今回の調査結果は、子供たちの給食に対する意識や好みを知る貴重な資料となるだろう。