【大学受験】理・情報系の新設、定員増計画が急増…旺文社 | NewsCafe

【大学受験】理・情報系の新設、定員増計画が急増…旺文社

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(支援1)学部再編等による理系学部(特定成長分野に関連)新設、定員増への支援 第2回公募(2024年)選定校
  • (支援1)学部再編等による理系学部(特定成長分野に関連)新設、定員増への支援 第2回公募(2024年)選定校
  • (支援1)学部再編等による理系学部(特定成長分野に関連)新設、定員増への支援 第2回公募(2024年)選定校
  • (支援1)学部再編等による理系学部(特定成長分野に関連)新設、定員増への支援 第2回公募(2024年)選定校
  • (支援1)(支援2)学部再編等による理系学部(特定成長分野に関連)新設、定員増への支援 第2回公募(2024年)選定校
  • (支援2)高度情報専門人材確保に向けた機能強化への支援 第2回公募(2024年)選定校
  • (支援2)高度情報専門人材確保に向けた機能強化への支援 第2回公募(2024年)選定校
 旺文社教育情報センターは2024年9月17日、大学の理系・情報系の新設や定員増計画などについてWebサイトに掲載した。国の「大学・高専機能強化支援事業」に基づいたもので、2024年の選定結果を取りまとめている。理系・情報系の入学定員は2030年までに、再編などでの転換を含み1万9,000人ほど増加する見込み。

 急速なデジタル化、世界的な脱炭素への動きなどによる社会変化に対応するための人材育成を目的に、国は「大学・高専機能強化支援事業」として大学の理系学部新設・定員増などを助成金で支援している。

 支援事業は、公私立大(理工農の学位分野が対象)を対象とした、学部再編などによる理系学部(デジタル・グリーンなど)新設、定員増へ支援する「支援1」と、国公私立大と高専を対象に、高度情報専門人材確保に向けた機能強化(情報系分野が対象、大学院段階の取組みが必須)を行う「支援2」の2つの枠組みで構成。今回、第2回(2024年)の選定結果を集計した。

 集計結果によると、支援1では、2028年までに特定成長分野関連(デジタル・グリーンなど)の理系の入学定員合計は8,700人となる見込み。支援2では、2028年までに情報系で入学定員が300人近く増え、入学定員規模は2,600人ほど。2023年の選定結果と合算すると、理系・情報系の入学定員は2030年までに、再編などでの転換を含み1万9,000人ほど増加する予定となる。

 今回選定された大学(学部、学科)のうち、支援1として2025年に新設、定員増を予定しているのは、帝京大学理工学部データサイエンス学科、金沢工業大学情報デザイン学部経営情報学科など7大学11学部16学科。2026年に昭和女子大学総合情報科学部データサイエンス学科など20大学21学部20学科。2027年に兵庫県立大学環境人間学部グリーンサイエンス学科など21大学25学部27学科。2028年に愛知県立大学社会情報国際マネジメント学群など11大学13学部12学科。

 支援2では、たとえば名古屋大学の修士課程の定員で2025年と2029年にあわせて62人増の予定。学部課程の定員では2025年に情報学部で16人増、工学部電気電子情報工学科で10人増、工学部機械・航空宇宙工学科で10人増の予定。ただし支援1、支援2いずれも実際の新設、定員増に際しては別途、国に対して手続きが必要。学部・学科などの名称(仮称含む)や計画は選定時点での予定で、今後の変更があり得る。

 学部・学科の新設や定員増の計画が予定される「大学・高専機能強化支援事業」の選定校の一覧は、旺文社教育情報センターのWebサイトで確認できる。
《木村 薫》

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