千代田区は、千代田区立九段中等教育学校の2026年度(令和8年度)の入学定員について、1学級あたり38人とし、1学年152人に変更すると発表した。35人学級に向けた段階的な編制基準で、都立中学校や都立中等教育学校でも同様に2026年度は1学級38人となる。 10月公表の2026年度千代田区立九段中等教育学校入学者決定に関する実施要綱によると、募集人員は千代田区内に居住する「区分A」が76人、都内に居住する「区分B」が76人の計152人。1学級あたりの人数は38人とする。 当初、2026年度以降の新入生は1学級あたり35人としていたが、2026年度は段階的な学級編制基準を採用することにしたという。 東京都では、中学校で子供ひとりひとりの状況に応じたきめ細かな教育を実施するため、2026年度から公立中学校において35人学級を段階的に実施。都立中学校と都立中等教育学校についても、第1学年の募集人員を段階的に減らし、前年度の1学級40人から、2026年度は1学級38人に減員する。 都立中学校の白鷗、両国、富士、大泉、武蔵、都立中等教育学校の小石川、桜修館、南多摩、立川国際、三鷹の全10校が対象。学級数41は変わらないが、1学級あたり2人減り、10校の募集人員の合計は82人減となる。 なお、35人学級に向けて、2027年度(令和9年度)入学者決定についても段階的に募集人員の減員が予定されている。