東京都は2025年4月30日、保活ワンストップサービスの実施自治体を7月中旬から拡大すると発表した。現在の3自治体123園から、19自治体1,070園にサービス対象を拡大。保活にかかる情報収集や見学予約、入園手続きの時間と手間を短縮し、保護者の負担を軽減する。 保活ワンストップとは、保育園探しから入園までの手続きがオンラインで完結するシステム。東京都とGovTech東京の協働により、2024年10月から板橋区・足立区・調布市の保育施設123園で先行実施。2025年7月中旬からは、19自治体1,070園に拡大してサービスを提供する。 新たに保活ワンストップサービスの対象となるのは、港区、江東区、渋谷区、杉並区、江戸川区、八王子市、青梅市、昭島市、町田市、日野市、狛江市、東大和市、清瀬市、武蔵村山市、多摩市、西東京市の16自治体。 保活ワンストップサービスでは、区市や園が提供する施設の最新情報が集約されているため、情報の収集や比較が楽にできるほか、保育園の見学もスマートフォンなどから予約可能(対応施設のみ)。入園に必要な手続きにも簡単にアクセスでき、各自治体のサイトなどからオンラインで入園申請できる。 保活ワンストップサービスは、2つの民間保活サイト「えんさがそっ♪」「hoiciL(ホイシル)」、または東京都が運用する「東京都保活ワンストップポータルサイト」から利用できる。東京都Webサイトでは、参加保育施設一覧なども公開している。