NTTドコモのモバイル社会研究所は2025年5月12日、「2025年 生成AI利用意識・行動調査」の調査結果を公表した。認知率は、高校生が77%でもっとも高いことがわかった。また多くの職業で生成AIを知った時期は、2023年が最多だった。 「2025年 生成AI利用意識・行動調査」は、2025年2月に全国15歳~69歳の男女を対象に、Webによる調査を行った。有効回答数は7,527 (抽出条件により変わる)。 「生成AIの認知時期」については、ChatGPTがリリースされた翌年の2023年と2024年がそれぞれ36%でもっとも高かった。性別で比較すると、男性の方が女性よりも1年早く生成AIを知る傾向があり、認知のピークは2023年だった。男性は2021年以前から2023年にかけて生成AIを知った割合が高いことがわかった。 職業別の認知度の時期は、多くの職業で生成AIを知った時期のピークは2023年だが、「パート・アルバイト」「高校生」「専業主婦・主夫」は、1年遅い2024年がピークとなった。 職業別の生成AIの認知率は、知っている割合がもっとも高いのは「高校生」77%、ついで「専門学校生・短大生・大学生・大学院生」74%、「教職員」65%だった。一方、認知率がもっとも低いのは「専業主婦・主夫」で30%だった。 モバイル社会研究所では、今後も生成AIの技術やサービスが、生活や意識に与えている影響について調査・発信していくとしている。