今や予備軍含めて6人に1人が「糖尿病」になる時代。慶應義塾大学医学部教授が40・50代に「MCTオイル」をおすすめする納得の理由【慶應義塾大学医学部教授のオイルドクターに聞いた・前編】 | NewsCafe

今や予備軍含めて6人に1人が「糖尿病」になる時代。慶應義塾大学医学部教授が40・50代に「MCTオイル」をおすすめする納得の理由【慶應義塾大学医学部教授のオイルドクターに聞いた・前編】

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今や予備軍含めて6人に1人が「糖尿病」になる時代。慶應義塾大学医学部教授が40・50代に「MCTオイル」をおすすめする納得の理由【慶應義塾大学医学部教授のオイルドクターに聞いた・前編】

忙しい毎日の中で、自分の健康は二の次になりがちな読者世代。「いつか大きな病気になるのでは……」と不安に思う一方で、「今すぐというわけでもないし」と何となくうやむやにしていませんか。後悔しないために、今からできる対策があれば、ぜひ知っておきたいですよね。

オトナサローネでは健康情報を集めるため、「オイル」をテーマとした慶應義塾大学の勉強会に行ってきました。講師とした登壇された慶應義塾大学医学部の井上浩義教授のお話で興味深かったのは、「MCTオイル」。なんと、糖尿病と認知症の予防に効果があるのだそう。糖尿病と認知症は、読者世代にとって将来的に重要なテーマなので、さっそく話を伺いました。MCTオイルを意識するだけで、あなたの将来が変わります!

 

▶よい油をとらないと古い細胞だらけに…

より良い油をとらないと古い細胞だらけの体に。血管もカタくなる!

油は太る、体に悪い、肌荒れする……だからできるだけ控えたほうがいい。そんなふうに思っている人がいるかもしれません。実は適切な量の”いい油”をとることは、体にとって大切なのです。

そもそも油=脂質は、タンパク質、糖質と並ぶ三大栄養素のひとつです。私たちの体は細胞の集合体で、一つひとつの細胞を細胞膜が包んでいます。この細胞膜こそ脂質からつくられているので、油をとることは細胞膜をつくるのに欠かせません。しかも、より良い油をとらないと細胞膜の質が低下し、細胞自身の新陳代謝を妨げる可能性があります。その状態が続くと古い細胞が蓄積され、血管のしなやかさがなくなる、肌のハリやツヤが失われる、疲労感が抜けないといった全身症状にもつながってしまうのです。

▶オメガ3、オメガ9…体にいい油ってなにを選べば?

毎日燃える体へ一直線!だけじゃないMCTオイル

スーパーには、オメガ3、オメガ9など、さまざまな種類のオイルが並ぶようになりました。それぞれ特徴があり効果が違うので、「どれを選んだらいい?」と思う人も多いでしょう。そこで読者におすすめしたいのが、MCTオイルです。

「MCT」は、中鎖脂肪酸(Medium Chain Triglyceride)のこと。「中鎖脂肪酸」とは、ヤシ科の植物に含まれる天然成分で、MCTオイルは、ココナッツやパームヤシの種子から作られる中鎖脂肪酸100%の油です。一般的な油よりもすばやく消化・吸収され、すぐにエネルギーになりやすい特徴があります。そのため代謝を促進し、脂肪の燃焼を助ける効果が知られています。つまり、“燃えやすい体”にしてくれるのです。

その効果だけでも興味深いのですが、さらに支持されている理由があります。実は、糖尿病や認知症の予防に役立つことが分かったのです。糖尿病から、詳しく解説しましょう。

▶40才以降の女性こそ油で糖尿病予防すべき

40歳以上の女性に発症しやすい糖尿病。女性ホルモンの影響が大きい

糖尿病は、血糖値の上昇を抑える「インスリン」が十分に働かないため、血液中を流れるブドウ糖が増える病気。予備軍も含めて、6人に1人いるといわれる国民病です。血糖値が高いまま放置されると血管が傷つき、将来は心臓病や失明、腎不全といった、より重い病気につながる可能性があります。

女性が糖尿病を発症しやすい年齢は、40歳以上と考えられています。女性ホルモンの「エストロゲン」は、インスリンの働きを促します。しかし40歳以降からエストロゲンの分泌が急激に減るためインスリンの働きも低下し、更年期以降は糖尿病の発症リスクが高まるのです。それだけでなく、エストロゲンが減少すると内臓脂肪も溜まりやすくなり、糖尿病のリスクがさらにアップするでしょう。

体内でつくられるエネルギー「ケトン体」で、インスリンの感受性が高まるという研究が

MCTオイルには、糖尿病の予防・改善につながる可能性があると報告されています。MCTオイルをとると、「ケトン体」が増加します。ケトン体とは、脂肪が変化して作られる物質で、体内でエネルギー源として利用されています。

▶▶次のページ さらに「MCTオイル」で予防が期待される将来的に4人に1人がなる病気・症状とは


《OTONA SALONE》

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