インフルエンザ報告数5.87人、2か月ぶりに10人以下に | NewsCafe

インフルエンザ報告数5.87人、2か月ぶりに10人以下に

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インフルエンザと新型コロナウイルス感染症の定点あたり報告数の推移(全国)
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 厚生労働省は2025年2月7日、2025年第5週(1月27日~2月2日)のインフルエンザ発生状況を発表した。全国の定点あたり報告数は5.87人。全都道府県で前週よりも減少し、およそ2か月ぶりに注意報レベルの10人を下回った。

 厚生労働省が全国約5,000か所の定点医療機関で実施している感染症発生動向調査によると、第5週の定点あたりのインフルエンザ患者報告数は全国平均5.87人。前週(第4週11.06人)の約半数へと減少した。

 都道府県別では「山形県」16.02人、「新潟県」14.94人、「沖縄県」13.32人、「岩手県」11.35人、「宮城県」9.44人、「石川県」9.27人、「群馬県」8.95人、「青森県」8.64人、「富山県」8.60人、「長野県」8.35人の順で多かった。また全国の保健所管轄区域のうち、警報レベルを超えの保健所管轄区域は61か所で、27都道府県に分布。注意報レベルを超えは6か所で4都道府県に分布していた。

 国立感染症研究所感染症情報センターは、第5週の全国医療機関(定点医療機関以外を含む)の受診者数を前週比19.2万人減の約19.4万人と推計。年齢別では、0~4歳が約2.2万人、5~9歳が約3.6万人、10~14歳が約2.8万人、15~19歳が約1.4万人、20代が約1.2万人、30代が約1.7万人、40代が約2万人、50代が約1.7万人、60代が約1.1万人、70歳以上が約1.7万人で、5歳から14歳の若年層にやや多い傾向にあった。

 一方、保育所・幼稚園・小中高校における学級閉鎖などは4週間ぶりに減少に転じた。第5週の報告数は、休校12校、学年閉鎖254校、学級閉鎖781校で、施設別でみると小学校が全体の7割弱を占めている。

 国内のインフルエンザウイルスの検出状況をみると、直近5週間はAH1pdm09が87%、AH3亜型が10%とほぼA型のウイルスが検出されているが、例年の傾向から今後B型が流行する可能性もあるため引き続き、手洗い・うがい、マスク着用といった基本的な感染対策を心がけたい。
《川端珠紀》

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