サンシャイン水族館は、2025年1月17日から3月16日までの期間、「ゾクゾク深海生物2025 ~奇妙奇怪ヘンテコ深海生物~」を開催する。普段は目にすることが難しい深海生物の個性的な特徴や生態を紹介し、来場者が見て、触れて、感じることができる貴重な機会を提供する。 深海とは、一般的に水深200m以深の海域を指し、暗黒、低水温、高水圧という特殊な環境が特徴。このため、深海生物を生きた状態で観察する機会はほとんどない。サンシャイン水族館は、過去8回にわたり深海をテーマにした企画展を行い、多くの人々に海の神秘に興味を持ってもらうことを目的としてきた。 9回目となる今回は、希少な生体展示に加え、飼育スタッフが自ら作製した「色彩保存標本」を展示する。これは、深海生物が生きていた時の姿に近い状態を保つ技術である。また、世界で初めて化石から見つかったダイオウグソクムシの新種「コミナトダイオウグソクムシ」の化石展示や、深海生物の冷凍・冷蔵標本に触れることができる「ゾクゾク深海ツアー」も実施する。 深海生物の展示は、3種の展示方法を駆使して行われる。生体展示では、冬場の水温差を利用して採集した深海生物を観察できる。化石展示では、深海生物の進化の過程を知ることができる。標本展示では、透明骨格標本や色彩保存標本を通じて、深海生物の身体的特徴を多角的に紹介する。 さらに、深海生物の光を使った生存戦略にも注目する。発光器官を持つ生物がどのように光を利用して生き延びているのかを解説する動画や、発光する生物の標本展示も行う。参加型コンテンツとしては、飼育スタッフが案内する「探検ガイドツアー」があり、深海生物の冷凍・冷蔵標本に触れる体験ができる。 イベント限定のグッズやカフェメニューも登場し、暗闇で光る「オリジナル蓄光キーホルダー」や「オリジナル缶バッジ」、深海生物のイラストが浮かぶ「アクアリウムココア深海2025 ver.」が販売される。 サンシャイン水族館の飼育スタッフ、平井愛美氏は「深海生物の魅力は、未知な部分やユニークな姿にある。選りすぐりの深海生物を集めた本イベントを通じて、深海生物のことを深く知ってほしい」と述べている。◆ゾクゾク深海生物2025 ~奇妙奇怪ヘンテコ深海生物~日時:2025年1月17日(金)~3月16日(日) 10:00~18:00 ※最終入場は終了1時間前会場:サンシャイン水族館(東京都豊島区東池袋3-1 サンシャインシティ ワールドインポートマートビル・屋上)参加費:水族館入場料のみで参加可能 ※一部有料コンテンツあり入場料:大人(高校生以上)2,600円~、こども(小・中学生)1,300円~、幼児(4才以上)800円~※時期や特別営業時等により変動する申込方法:当日受付