総合型選抜対策塾を始動…MoonJapan新戦略 | NewsCafe

総合型選抜対策塾を始動…MoonJapan新戦略

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中高生向け総合型選抜対策塾「MoonAcademy」2025年4月開校
  • 中高生向け総合型選抜対策塾「MoonAcademy」2025年4月開校
  • 2023年実績、大学入試の総合型選抜・推薦入試比率は50.7%へ成長(シンドバッド・インターナショナルが全国の受験生とその保護者を中心に実施したアンケート調査('18)より)
  • 地方在住の受験生の83.6%が「都会と地方での教育格差」を実感(シンドバッド・インターナショナルが全国の受験生とその保護者を中心に実施したアンケート調査('18)より)
 東京都豊島区に本社を置くMoonJapanは2024年12月18日、学習塾MH(略称)の事業買収を完了し、2025年4月より総合型選抜に特化した受験対策塾「MoonAcademy」を本格始動させると発表。あわせて先着50名限定で特別プランの募集を開始した。

 MoonJapanは「教育を共育で変える」をミッションに掲げる教育系インパクトスタートアップ。同社は主要事業として「探究の時間」向けにソーシャルアントレプレナーシップ体験プログラム「MoonShot」を展開している。このプログラムは各学校の方針にあわせたカスタマイズが可能で、教員の負担を最大90%軽減する教育DXプラットフォームとして、多くの教育現場で活用が進んでいるという。

 2023年実績で、日本の大学入試において総合型選抜・推薦入試の比率は50.7%に達し、大学入試の主流となりつつある。このように従来の学力試験中心の評価から、受験生の多様な能力や経験を重視する評価へと大きくシフトする一方、この変化に十分対応できる教育機関は限られている。

 シンドバッド・インターナショナルが全国の受験生とその保護者を対象に実施したアンケート調査によれば、地方の受験生の83.6%が「都会と地方での教育格差」を実感。総合型選抜の認知度が低いという情報格差や、総合型選抜入試を希望していてもサポート体制の不十分さから一般入試を選択せざるを得ない機会格差、実践的な準備や体験の機会が限られている環境面での格差に直面し、多くが総合型選抜への挑戦を断念していることが明らかとなっている。

 2025年4月に開校する総合型選抜塾「MoonAcademy」では、戦略的な学習塾の事業買収および再構築を通じて、地方学生の機会格差という社会課題の解決に挑戦。総合型選抜対策として現役難関大学合格者による小論文・面接指導、志望理由書作成サポート、大学ツアーや教授との交流イベントなどを提供するとともに、実践的なキャリア探究として、スタートアップでのインターン、社会課題解決型プロジェクト、第一線の社会人との対話、学生起業・インターン・留学経験者とのカウンセリングなどを行う予定。

 さらに、地域や時間の制約を越えたコミュニティ活動として、24時間アクセス可能なオンラインプラットフォーム上での交流、定期的なオフライン交流、合宿型プログラムを提供。独自の教育メソッドとして、探究学習と受験対策の融合、実践と理論を組み合わせた段階的成長、個別最適化された学習進捗管理を行うとしている。

 総合型選抜塾「MoonAcademy」の詳細は、MoonJapanのMoonAcademy事業部まで問い合わせのこと。
《栄亜衣》

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