愛知県教育委員会は2026年7月22日、2028年度(令和10年度)愛知県公立高等学校入学者選抜から、すべての高校・学科で「特色選抜」を実施することを公表した。入学検査は、面接、作文、プレゼンテーションおよび特別検査のうち、いずれか1つまたは2つを行うほか、基礎学力検査を行うこともできる。 愛知県では、2023年度(令和5年度)の公立高等学校入学者選抜(全日制)より、高等学校や学科の特色を生かした選抜として「特色選抜」を一部の高等学校で実施してきた。志願者の興味・関心や得意分野を生かした受検機会として認識が広がっている一方で、職業学科では多くの学校が実施しているのに対し、普通科では実施校が限られており、志願者が選択できる機会に差が生じていた。また、入学検査の内容と実施校が示している特色に差異があるとの誤解を志願者に与えている状況が一部で生じていたという。 今回、令和8年度愛知県公立高等学校入学者選抜方法協議会議にて、より多くの高等学校・学科がそれぞれの特色を生かした選抜を実施できるようにするとともに、志願者が自らの興味・関心や得意分野に応じて進路を選択できる機会を拡充するため、「特色選抜」をすべての高等学校・学科とすることをとりまとめた。 出願資格については、当該高等学校・学科の特色ある教育内容を理解し、学習する強い意欲を有する者のうち、当該高等学校・学科の教育内容に関連する明確な進路目標を有する者、当該高等学校・学科の教育内容に関連する分野で優れた能力または顕著な実績を有する者、当該高等学校の地域に根差した特色ある取組を理解し、学んだ内容をもとに地域社会に貢献する意志を有する者から、当該高等学校長があらかじめ選択した1つまたは2つもしくはすべてについて、そのいずれかを満たす者とする。 「特色選抜」の入学検査は、面接、作文、プレゼンテーションおよび特別検査のうち、高等学校長が定めるいずれか1つまたは2つを行うほか、高等学校長が必要に応じて基礎学力検査の実施の有無も選択できる。 なお、実施時期は、高等学校の準備期間や志願者などへの周知を図るため、現在の中学校2年生が受検する2028年度(令和10年度)入学者選抜から実施する。