大東建託は、首都圏(東京都・神奈川県・千葉県・埼玉県)居住者を対象とした過去最大級の居住満足度調査をもとに「いい部屋ネット 街の住みここちランキング2026<首都圏版>」を発表した。駅ランキングは馬車道、自治体ランキングは8年連続で東京都中央区が1位に輝いた。 「街の住みここち(駅)ランキング」の1位は、横浜市中区に位置する馬車道で、唯一偏差値80台のきわめて高い評価を得た。2位は横浜市西区のみなとみらいで、トップ2はいずれも神奈川県横浜市のみなとみらい線沿線の駅となった。3位は東京都渋谷区の代官山(東急東横線)だった。このほか、9位の北千束(東急大井町線)が2025年の70位から、10位の荏原中延(東急池上線)が2025年の24位から大きく順位を上げトップ10入りした。 「街の住みここち(自治体)ランキング」は、8年連続で東京都中央区が1位となり、唯一偏差値70台の高い評価を得た。2位も8年連続で東京都文京区、3位は2年連続で東京都武蔵野市だった。トップ10内では、東京都国立市が2025年の13位から順位を上げ10位にランクインした。 因子別の分析では、駅・自治体ともに「行政サービス」「親しみやすさ」「賑わい」の3因子の評価が高い街が上位に入る傾向がみられた。行政サービスの利便性、地域の繋がりの濃さ、飲食店や大規模商業施設の充実度などが、住みここちの評価に影響しているようすがうかがえる。 駅ランキング1位の「馬車道」について、専門家は「横浜駅まで約4分、東急東横線・東京メトロ副都心線に直通しているため渋谷・新宿方面への移動も便利な駅。明治時代の西洋建築が残るエリアで、リノベーションされたカフェやショップが増え、観光客にも人気。医療機関や公共施設も充実しており、生活に必要なインフラも揃っている」とコメント。居住者からは「街全体至る所に風光明媚な場所があり、ちょっと出かけるだけで非日常を味わえる」「歴史ある街で洗練されている」などの声が寄せられた。 2位の「みなとみらい」は、横浜ランドマークタワーなどの大規模商業施設や観光スポットが集まるウォーターフロントの街。居住者からは「買物の便利さは最高。飲食もなんでもあり、公園や港もある」「街も綺麗で坂道もない」といったコメントがあった。 3位の「代官山」は、おしゃれなカフェやショップが集まるエリア。恵比寿駅や中目黒駅も近く、複数路線の利用が可能。居住者からは「使える路線が多く、どこへ行くにも便利」「都会にありながら閑静」などの評価が集まった。 自治体ランキング1位の「東京都中央区」は、銀座や日本橋などの商業中心地と、月島や人形町などの下町情緒が共存するエリア。居住者からは「デパートや、飲食店、大型家電量販店などに歩いていける。治安が大変良い」「子供がのびのび遊べる場所も多い」などの声があった。 2位の「東京都文京区」は、区全体が山手線の内側に位置し、東京大学をはじめ大学や中高一貫校が多くある緑豊かな文教地区。教育環境が整い、静かさ・治安の評価も高い。居住者からは「静かで落ち着いた雰囲気があり、図書館や公園など文化施設も充実」「治安が良い」などのコメントが寄せられた。 3位の「東京都武蔵野市」は、商業施設が集まる吉祥寺、行政施設が集まる三鷹、文教施設が点在する武蔵境と、3つのエリアが異なる特徴をもつ。居住者からは「緑が多いが商業施設も充実している」「程よく都会と田舎が共存している」といった声が聞かれた。 居住形態別にみると、持ち家居住者のほうが賃貸居住者より全体的に評点が高く、満足度が高い傾向となった。持ち家(駅)の1位は「みなとみらい」、賃貸(駅)の1位は「有明A」だった。世帯年収別では、1,000万円以上の世帯では「築地・新富町A」、600万円未満の世帯では「鵠沼海岸」がそれぞれ1位となった。 また、2019年のコロナ禍前の調査と比較すると、神奈川県川崎市中原区(2019年52位→2026年14位)や神奈川県鎌倉市(2019年32位→2026年20位)など、郊外の一部の自治体で住みここちの評価が上がっていることがわかった。 調査は、マクロミルの登録モニターに対しインターネット経由で実施。首都圏(東京都・神奈川県・千葉県・埼玉県)在住の20歳以上の男女、2022年から2026年の合計25万2,213名を対象に集計した。