ベネッセがオンラインも可能な中学生向けフリースクールを開校 | NewsCafe

ベネッセがオンラインも可能な中学生向けフリースクールを開校

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ベネッセ高等学院 中等部の概要
 ベネッセコーポレーションは2025年10月1日、中学生向けのフリースクール「ベネッセ高等学院 中等部」を開校する。通学とオンラインの両方に対応し、全国から入会できる。7月8日より入会受付を開始し、オンライン説明会を随時開催する。

 ベネッセ高等学院中等部は、高等学院に併設され、全国11か所のキャンパスへの通学、またはオンライン学習が選択できる。生徒には「進研ゼミ」をはじめとするオンライン教材や、ベネッセ高等学院専用の、さかのぼり専用AI教材「進研ゼミRouteBe」が提供される。さらに、クラス担任と赤ペンメンターのW先生サポート体制により、日々の学習と将来の進路のサポートを行う。

 義務教育段階でフリースクールを選択した場合の在籍校での出席認定については、学習教材の取組み履歴などのデータを活用し、生徒が現在の中学校に在籍しながら「出席扱い制度」に申請できるようサポートも行う。

 オンライン説明会は、学院長の上木原孝伸氏が中等部の仕組みやカリキュラム、学費や助成金などを説明する。参加は無料で、カメラ・マイクオフで参加でき、チャットで質問が可能。中等部のWebサイトより参加申込みができる。

 中等部の特徴として、個人の生活状況に合わせた個別時間割を作成し、日中の生活リズムを作れることがあげられる。また、探究学習と進路指導を通して自分と向き合い、進路の可能性を広げることができる。さらに、異学年と交流できるバーチャルキャンパスで、社会性・心の成長をサポートする。

 ベネッセ高等学院専用教材「進研ゼミ RouteBe」は、英語・国語・数学・理科・社会の5教科に対応し、単元ごとのチェックテストを行い、苦手ポイントに絞って個別のさかのぼり学習を行う。担任や赤ペンメンターが生徒ひとりひとりの進捗やつまずきを把握し、きめ細かくフォローする。

 不登校児童生徒数は近年増加傾向にあり、2023年度の小・中学校における不登校児童生徒数は約34.6万人で、11年連続で増加している。ベネッセは、こうした現状に対して、普遍性のある全国的なモデルを提供し、民間企業として不登校支援の地域格差の解消に貢献したいと考えている。

 中等部の開校を記念したオンラインセミナーも開催される。セミナーテーマは「学びの多様化学校(不登校特例校)」から考える新しい時代の学び方で、塩瀬隆之氏が登壇する。ZOOMウェビナー形式で行われ、申込みは不登校ライフナビトップページのセミナー紹介コーナーより行える。

◆開校記念特別講演「学びの多様化学校(不登校特例校)」から考える新しい時代の学び方
日時:2025年7月30日(水)19:00~20:00
開催形式:ZOOMウェビナー
申込方法:Webサイトより申し込む

◆ベネッセ高等学院 中等部 オンライン説明会
2025年7月16日(水)19:30~
2025年7月19日(土)10:30~
2025年7月24日(木)19:30~
※各回の内容は同じ
※上記以降も、毎月実施。最新情報はホームページに掲載
《吹野准》

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