U-22プログラミング・コンテスト2025および第4回U-22キービジュアルコンテストが、2025年7月1日から応募受付を開始した。2025年から参加資格が改変されたほか、コード生成AIを使うことによる独創性・新規性が認められる場合などは加点対象となる。応募は8月29日まで受け付ける。 U-22プログラミング・コンテストは、児童・生徒・学生たちが自らのアイデアをもとにプログラミング技術を用いて実装し、社会を便利にする作品を募集する。これまでにも多くの魅力的な作品が披露され、次のステップに進むための支援が行われてきた。 2025年は、応募前に行われた審査委員会で、コード生成AIの取り扱いについて議論。結論として、委員全員の総意により、作品制作過程におけるコード生成AIの活用については問題ないことを確認した。さらに、これまでにない新しい活用手法を見出すなど、コード生成AIを使うことによる独創性・新規性が認められる場合や、実装に高度な技術力を要する場合は、加点要素になる。ただし、コード生成AIを活用する場合、現状ではまだプロンプトエンジニアリングスキルが必要。プロンプトやリファクタリングが不十分で、デッドコードが多く含まれる場合は減点要素につながる。 また、2025年のコンテストでは、参加資格が改変され、28歳以下の学生や22歳以下の社会人・フリーターも参加可能となった。参加資格対象外の人には、11月30日に行われる最終審査会をオンラインで視聴する機会が提供される。視聴用のURLは後日公式Webサイトで発表される予定だ。 前年に引き続き、翌年のキービジュアルをU-22世代から募集する「第4回U-22キービジュアルコンテスト」も併催される。若者ならではのアイデアで、同年代の応募を訴求し、U-22プログラミング・コンテストを盛り上げることが期待されている。 U-22プログラミング・コンテストは、1980年から経済産業省主催で開催されていた「U-20プログラミング・コンテスト」を引き継ぎ、2014年からは協賛企業の支援のもと、実行委員会主催として開催。運営事務局はソフトウェア協会(SAJ)内に設置されている。 応募期間は7月1日から8月29日までで、事前審査は9月下旬、一次審査は10月下旬、最終審査会は11月30日に行われる。各賞には経済産業大臣賞や経済産業省商務情報政策局長賞などがあり、スポンサー企業賞も後日Webサイトで公開される予定だ。◆U-22プログラミング・コンテスト応募期間:2025年7月1日(火)~8月29日(金)対象:22歳以下または学生で28歳以下応募方法:<1>ProtoPediaに作品概要を限定公開で登録<2>作品紹介動画(実行デモ含む)をYoutubeに限定公開でアップロード<3>エントリーフォームに制作者情報、アピールポイント、AI活用有無や<1><2>のURLを登録<3>事務局指定のオンラインストレージへ提出資料一式をアップロード各賞・副賞:・経済産業大臣賞 50万円×4本・経済産業省商務情報政策局長賞 5万円×6本・スポンサー企業賞 Webサイトにて後日公開予定・視聴者賞 Amazonギフトカード1万円分など◆第4回U-22キービジュアルコンテスト応募期間:2025年7月1日(火)~8月29日(金)対象:22歳以下または学生で28歳以下応募方法:エントリーフォームに応募者情報とデザイン画像を登録する※提出用キービジュアルが10MB以上の場合は、オンラインストレージにアップロードし、URLで作品データを共有各賞・副賞・優秀賞 1万円※キービジュアル正式採用時はデザイン制作費用10万円(税別)