学習の基盤「国語力」を伸ばす2大要素は…東大生100名調査 | NewsCafe

学習の基盤「国語力」を伸ばす2大要素は…東大生100名調査

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学習において一番基礎となる科目は?
  • 学習において一番基礎となる科目は?
  • 小学生時代、国語力増強に一番役に立ったことは?
  • 中学生時代、国語力増強に一番役に立ったことは?
  • 高校生時代、国語力増強に一番役に立ったことは?
 Overfocusが現役東大生100名に対して国語力や学習の基盤に関するアンケート調査を実施した結果、約8割が「学習の基盤は国語力」と回答し、特に「読書」と「対話」の習慣が国語力を育て、あらゆる教科の理解や思考のベースになっていたことが明らかになった。

 国語特化型オンライン個別指導塾「ヨミサマ。」を運営するOverfocusは、代表の神田直樹氏の著書『成績アップは「国語」で決まる! 偏差値45からの東大合格「完全独学★勉強法」』(ダイヤモンド社)が2025年5月21日に発売されたことを記念して、ヨミサマ。に所属する東大生講師100名に対して国語力や学習の基盤に関するアンケート調査を実施した。調査時期は2024年12月~2025年4月。

 「学習において一番基盤となる科目は何か?」という問いに対し、東大生講師100名中77名が「国語」と回答した。ついで「数学」が17名、「英語」が4名と続いた。大多数が「読解力や設問の意図を読み取る力がすべての教科の土台になる」と実感しているようすがうかがえる。

 自由回答形式でたずねたところ「なんの教科の学習をするにも問題を解くにも、文章を読む力や要点を理解する力、自分の考えをまとめる力が必要だと思うから。」といったコメントが寄せられた。

 段階ごとに「国語力増強に一番役立ったこと」をたずねたところ、小学生時代には読書(64%)と対話(21%)、中学生時代には読書(48%)と対話(27%)が特に有効であることが示された。中学~高校と段階が上がるにつれて、塾や受験対策など「外部からのインプット」が増えていく一方で、基礎的な国語力の土台は「読書」と「対話」によって早期に築かれていたという傾向が明らかになった。

 具体的には、「今の自分の国語力の基礎は幼少期から小学生時代に本をたくさん読んだことで培ったもの」「幼少期から小学生の間に母とたくさん話していたことが国語力の形成に大きく役立ったと考えています。」という回答が寄せられた。
《吹野准》

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