ヨーロッパ女子数学オリンピック、金・銀メダル獲得…国別7位 | NewsCafe

ヨーロッパ女子数学オリンピック、金・銀メダル獲得…国別7位

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文部科学省
 2025年4月18日、文部科学省は「第14回ヨーロッパ女子数学オリンピック」に参加した日本代表の生徒が金メダルを含む複数のメダルを獲得したと発表した。さらに、特に優秀な成績をおさめた生徒に対して文部科学大臣特別賞の受賞者が決定した。

 ヨーロッパ女子数学オリンピックは、2012年にイギリスで第1回大会が開催され、今回のコソボ共和国大会は14回目。日本は2014年から参加を開始し、今年で12回目の参加となる。今回の大会には55か国・地域から219名の生徒が参加し、日本は金メダル1名、銀メダル2名、優秀賞1名を受賞し、国別順位7位を獲得した。

 受賞者について、金メダルを獲得したのは、洛南高等学校(京都府)1年の籏智里奈さん。銀メダルは、Darien High School(米国)2年の木村遥さんと、久留米大学附設高等学校(福岡県)1年の谷瞳さんが受賞した。優秀賞は、横浜市立横浜サイエンスフロンティア高等学校(神奈川県)2年の益谷歩音さんが受賞した。

 ヨーロッパ女子数学オリンピックは、国際数学オリンピック(IMO)と同様の形式で行われ、2日間にわたりそれぞれの日に4時間半で3問を解くという競技内容である。授賞の基準もIMOとほとんど同じであり、参加者の半数以下にメダルが授与される。今回の大会では、金メダル27名、銀メダル38名、銅メダル53名、優秀賞52名が授与された。

 文部科学省は、科学技術振興機構を通じて、国際的な科学技術コンテストに参加する若者を支援する事業を実施しており、今回の成果を受けて、特に優秀な成績をおさめた、籏智さんと木村さん、谷さんへ文部科学大臣特別賞を授与することを決定した。
《風巻塔子》

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