「健康」と「美」をかなえるために、オトナサローネ世代には欠かせない「腸活」。みなさんは心がけていること、何かありますか?
君島十和子さんは「腸活」を始めて既に10年以上。「腸活」が君島さんの健康や美、メンタルを支えていると言います。
腸活レシピや日々の腸活ルーティンなどをまとめた著書『君島十和子のおいしい美容「腸活レシピ」』(主婦の友社)を2月に発売すると、たちまち重版決定! 話題の本となっています。
今回はそんな君島さんの「腸活」生活について、つづけるコツや愛用アイテムなどをうかがいました。
我慢せず、ストレスをためないメンタルケアも「腸活」のひとつ
―――「腸活」を毎日つづけるコツを教えてください。たとえば「腸活」を意識した食事ができないときは、どうされていますか? 仕事で外食をする機会などもあると思いますが。
「あまりマイナスには考えないようにしています。自宅では季節のお野菜を中心に、工夫しながら日々の腸活ごはん作りを楽しんでいますが、たまには外食や大好きなスイーツも楽しみますよ!
我慢するとかえってストレスがたまる気がするので、量を調節したり、油分や糖分が控えめのものを選んだりして、食べることを楽しみます。
うっかり食べすぎてもポジティブに。腸と脳はつながっていますから、「食べすぎちゃった、どうし
よう」ではなく「今日はおいしいものに出合えて幸せだった」と考えて、翌日から調整します」
―――「脳と腸はつながっている」ということですが、君島さんがされている「腸活」にもおすすめのメンタルケアを教えてください。
「たとえば、側頭筋のマッサージは美容にもいいのでおすすめです。人さし指と中指で耳をはさむようにし、指に当たる筋肉を押すように動かします。
ここにある側頭筋はほうれい線の原因ともなる「頰のたるみ」に関係している筋肉ですからしっかりと、気持ちもいっしょにほぐします。
ほかにもわが家ではリビング、ダイニング、トイレなどに、さまざまな花を飾っています。見た目はもちろん、香りも気持ちを安らげてくれます。花材を決めるのは主人の役割。季節の移ろいを感じられて、会話の糸口にもなっていますよ」
日課にしているという「暗闇ラジオ体操」とは?
―――「腸活」は食事内容だけに限らず、食事のとりかたやメンタルケアも関係あるのですね。ほかにも何かありますか?
「外食のあと、胃腸を休めるためにも私は14時間くらいあけて次の食事をとるようにしています。あける時間は年代によって変化があって、体の状態を見つつ調整しています。
腸活は食事だけでなく、運動や睡眠も大事ですから、ご自身の生活サイクルの中で「このぐらいだと調子いいな」と感じるベストな方法を見つけていくといいかなと思います。
―――君島さんは普段、どんな運動をされていますか? また、睡眠のとりかたで気を付けていらっしゃることがあれば知りたいです。
「運動は、週2 〜3 回公園でウォーキングやジョギングをし、週1 回のパーソナルトレーニングも受けています。
日課にしているのは『暗闇ラジオ体操』。寝る前に照明を落とした部屋でラジオ体操をするんです。ほかにはストレッチも。バランスボール、ストレッチポール、筋膜ローラーなどを使って10 〜20 分、体じゅうの筋肉を刺激しています。
気分がのらない日は無理をせず、伸びや関節回し、軽いマッサージをします。それだけでも体が違いますよ。
睡眠という面で気を付けているのは、寝るときの服装です。睡眠の質を左右するので、締めつけるものがないように、私はリラックスできる伸縮性に富んだやわらかな生地のパジャマ、肌ざわりのよい寝具を選び、寝る環境をととのえています。
眠る前にはスマートフォンなどブルーライトを発するものは別の部屋におき、ベッドで大好きな読書を30分ほど楽しみます。お気に入りの本を読み返すことも。あまり長時間にならないようにし、睡眠時間をしっかりキープします」
君島家の「腸活調味料」を大公開!
―――著書の『腸活レシピ』では、手作り味噌や発酵調味料をとり入れられているのが印象的でした。君島さんが使われている、お気に入りの調味料を紹介してください!
「料理によく使う塩、お酢、みそ、みりんだと、こんな(以下のような)感じです。ほかに、しょうゆは原料が国産で添加物が入っていない本醸造のものを選んでいます。しょうゆ麹もおすすめです」
〈 塩 〉
天日乾燥の「天然(自然)塩」や、日本古来の藻塩などを使用するほか、発酵調味料の「塩麹」を塩のかわりに活用しています。
〈 お酢 〉
世界で最も古い発酵調味料といわれています。料理によってバルサミコ酢や米酢、果実酢などを使い分けています。
〈 みそ 〉
原料は大豆、麹、塩が基本。だしが入っておらず、できれば国産大豆を使ったものがおすすめです。私は手作りみそ、白みそなど料理によって使い分けています。
〈 みりん 〉
みりんも発酵調味料です。もち米、米麹、アルコールが原料の「本みりん」を選んでいます。わが家は「三州三河みりん」を愛用しています。
―――ありがとうございました。最後に読者のみなさんにひとこと、お願いいたします。
「もし私の腸活生活や『腸活レシピ』をきっかけに、腸活に興味を持っていただけたら幸いです。一緒に腸活を続けていきましょう」
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君島十和子(きみじま・とわこ)
1966年東京都生まれ。FTCクリエイティブディレクター、美容家。2人の娘をもつ母。ファッション誌の専属モデルや女優として活躍後、結婚を機に芸能界を引退。現在は自身のスキンケアブランドの仕事のほか、テレビや雑誌でも活躍。自身のSNSでのさまざまな配信は、ポジティブで飾らない人柄にふれられると、心待ちにするファンが多い。『アラ還十和子』(講談社)、『十和子道』(集英社)など著書多数。