4月のイベントとして、近年日本でも広まっている「イースター」。なんとなく卵やうさぎのイメージはあるものの、
「何をすればいいの?」
「子供にパーティをせがまれたけど、イースター料理って何?」
という方も多いのではないでしょうか?
そこで今回は、イースターについてや、イースターの定番料理「デビルドエッグ」レシピのご紹介をしたいと思います。
そもそも「イースター」って、何の日なの? 2025年はいつ?
イースターは、イエス・キリストが十字架にかけられて亡くなった3日後に復活したことを祝う「復活祭」のこと。キリスト教においてはクリスマスと同じくらい重要なイベントです。
日にちは固定化しておらず、「春分の日の後の、最初の満月の次の日曜日」と決められています。2025年のイースターは4月20日(日)です。
イースターでよく使われるモチーフが、「卵」と「うさぎ」。というのも、「卵」は生命や復活の象徴、「うさぎ」はたくさんの子供を産むことから子孫孫繁栄の象徴で、キリストの復活を連想させるためめのようです。
イースターの遊びとしては「エッグハント」が有名です。カラフルにペイントした「イースターエッグ」を庭や公園に隠し、みんなで探すゲーム。「うさぎたちが隠したイースターエッグを探す」ことに由来しています。
「イースター料理」ってあるの? 海外の人はこの日に何を食べる?
欧米では、家族でごちそうを食べてイースターをお祝いするのが一般的です。でも何を食べるかは、実は特に決まりはないもよう。イースターのモチーフである卵を使った料理を作ることが多いそうです。
その中でも一般的なのが「デビルドエッグ」です。アメリカのホームパーティで、オードブルの大定番! あるアンケートでは「イースターにデビルドエッグを食べる予定がある」と答えたアメリカ人が6割を超えたとか。

デビルドエッグ
ゆで卵を半分に切って黄身を取り出し、味付けしたあと白身のくぼみに詰めるだけ。冷めてもおいしく、見た目もパーティ向きで、お酒に合う!
ちなみに「デビル」は、スパイシーな料理によく使われる名前のようです。
定番料理「デビルドエッグ」の作り方は、めっちゃ簡単!
材料(8個分)
卵…4 個
A
|マヨネーズ…大さじ2
|粒マスタード…小さじ1
|トマトケチャップ…小さじ1/2
|こしょう…少々
塩…適量
黒オリーブ(スライス)…適量
パプリカパウダー…適量
作り方
1)卵をゆでる
なべに卵がかぶるくらいの水を入れて火にかける。沸騰したら塩(200ccの水に小さじ1/3が目安)を加え、卵をそっと入れる。11分ゆでてかたゆでにし、水にとって殻をむき、水けをふく。
2)具を作る
卵を縦半分に切って黄身をとり出し、フォークでつぶす。Aを加えてよくまぜる。
3)仕上げる
白身のくぼみに2をこんもりと詰めて器に盛る。オリーブを飾り、パプリカパウダーを振る。
いかがでしたでしょうか。トッピングは、ゆでえびや刻んだピクルスなどにチェンジしてもおいしそうですよね。Happy Easter!
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※この記事に使用した写真、レシピは以下の本から抜粋したものです。
■BOOK:『ヤミーさんのおうちで世界一周レシピ』〈※ ヤミー著
■著者:ヤミー(本名・清水美紀)
美大卒業後、テキスタイルデザインの仕事を経て、輸入食材店に勤務。世界中の本格料理を3ステップの簡単レシピで紹介するレシピブログが大人気となり、ブログをまとめた書籍『ヤミーさんの3STEP COOKING』(主婦の友社)は12万部を超えるベストセラーとなる。料理研究家として雑誌、テレビ、料理教室、企業とのレシピ開発など幅広く活躍中。『ぐるまぜパン』『ワンボウルクッキング』(主婦の友社)、『ヤミーのがんばらない毎日ごはん』(宝島社)、『4コマレシピ』(主婦と生活社)ほか著書多数。