日向坂46の人気メンバーとして活躍している小坂菜緒が、今年3月よりファッション誌「non-no」の専属モデルに加入した。主に女子高生向けのさまざまな情報を発信している「Seventeen」の専属モデルを約6年半務めた後、大学生や社会人など20代前半の女性から支持される「non-no」へ活躍の場を移した形となる。そこで本記事では、小坂のモデルとしての活躍を振り返りつつ、今後の注目ポイントにも触れたい。
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2018年から「Seventeen」の専属モデルとして活動してきた小坂は、透明感あふれるビジュアルと可憐な着こなしで多くの読者から支持を集めた。創刊から数えて1600号めの記念号や自身の卒業号でも表紙を華々しく飾るなど、モデルとしての成長の軌跡を誌面でも示してきた。加えて「GirlsAward」「東京ガールズコレクション」といった大きなイベントにも出演しており、グループの中でもファッションを通した活躍が目立つメンバーの1人だ。
日向坂46では表題曲センターを務めることが多く、パフォーマンスにも定評がある小坂だが、その豊かな表現力は、アイドル活動とモデル業の両立によって育まれたものなのではないだろうか。ステージでのパフォーマンスで培った感情の乗せ方、見る人を惹きつける瞬発力を写真という静止の世界にも自然に落とし込める柔軟性は、彼女の大きな強みと言えそうだ。小坂自身も、「Seventeen」専属モデル卒業時のインタビューでは、アイドルになってわずか半年でモデルになることが決まったとして、「だからこそ先にSTで撮影の仕方を学ぶことができたのはアイドルをしていくうえでもよかった」「そのおかげで、アイドルとして表現をするうえでもリミッターをはずすことができた気がします」と語っており、同誌での経験が表現者としての幅を広げたことがうかがえる。
中学生の頃から「non-no」を愛読し、特に西野七瀬に強い憧れを抱いていたという小坂。専属モデルとしてのデビュー号では『ようこそ、小坂菜緒の春小物ミュージアムへ』と題したファッション特集や佐々木美玲との“日向坂姉妹”企画に登場。本誌インタビューでは、「中学生の頃に憧れていたような大人っぽい服に袖を通したら、もしノンノモデルになれたらと思い描いてた時の記憶がよみがえって、あの頃の自分に『将来、ほんとになってるんだよ』って伝えたくなった」と語っているという。なお、同誌編集長の中込直子氏は、「小坂さんはノンノが提案するどの系統の服も着こなせるモデル」と評価しており、より洗練されたスタイリングや大人っぽい表現にも期待が高まる。
小坂の「non-no」専属モデル就任を受け、SNSでは、「おめでとう!」「これからも『モデル小坂菜緒』をいっぱい見せてください!」「楽しみがまたひとつ増えました」といった声があがっており、ファンも今後の活躍を楽しみにしているようだ。同誌は小坂にとってまた新たな成長と発見の場となっていくことだろう。