日本女子大、経済学部2027年開設へ…特設サイト公開 | NewsCafe

日本女子大、経済学部2027年開設へ…特設サイト公開

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  • 特徴的な科目の紹介 カリキュラムイメージ図
  • 経済学部(仮称・構想中)学部長就任予定者 伊ヶ崎大理教授
 日本女子大学は、2027年4月に開設を構想している「経済学部(仮称)」の特設Webサイトを2025年3月18日に公開した。特設サイトでは、「経済を知るって、人間を知ることじゃないかな。」をキーメッセージに、新学部の3つの魅力やカリキュラム、特徴的な科目、卒業後の進路、在学生・卒業生のインタビューなど、多彩なコンテンツを通じて、「経済学部(仮称・構想中)」の魅力を紹介する。

 新学部では、女性を取り巻く環境の変化を経済学的視点から分析し、どのような時代や環境においても自らのキャリアをしなやかに前向きに切り拓き、多様なライフキャリアをデザインできる能力を育成する。さらに、身近な生活問題からグローバルな課題まで望ましい経済・公共政策を提案できる経済学的思考力を有する人材の育成を目指す。

 また、経済学や経営学を通じて人間と社会について考える。学べる内容は多岐にわたるが、どの科目にも共通するテーマは、家族や消費者、ビジネスパーソンなど、さまざまな視点から、豊かな社会のためのよい循環を考えること。特設サイトでは、新学部の魅力や学びの特徴を多彩なコンテンツを通じて発信していく。

 特設サイトでは、新学部の特徴をはじめ、3つの魅力やカリキュラム、特徴的な科目、卒業後の進路、在学生・卒業生のインタビューなど、多彩なコンテンツを通じて、「経済学部(仮称・構想中)」の全体像を紹介している。

 新学部の魅力として、経済学や経営学を軸に、女性の一生に寄り添う学びを提供することがあげられる。「こうあるべき」といった女性像を女性の側から切り崩し、対話や実践を通じた学びを重視している。「家族の経済学」「女性労働論」「社会保障論」など、女性の一生に寄り添い、当事者として社会に対する理解を深めることのできる科目を提供する。

 また、就職や起業で活きるアントレプレナーシップを育むことも重要な要素となる。社会の有り様は急激に変化し、あらゆる人にとって、長い人生の自らのキャリアを創造的に切り拓く力が重要となっている。4年間を通じて、経済的・社会的課題の解決のために自ら動き出すことのできるアントレプレナーシップを身に付ける。

 さらに、少人数でとことん考え、答えを出すことができる環境を提供する。経済学の学部でありながら1学年99人の少人数体制により、ひとりひとりに寄り添ったきめ細やかな指導を受けられる。3年次からゼミに所属し、自ら問いを立て、全員が4年次で卒業論文を執筆する。

 経済学部(仮称・構想中)の前身である家政学部家政経済学科は、卓越した就職実績を誇る。この実績を基盤とし、経済学部(仮称・構想中)では、経済学・経営学の知識を活かした多岐にわたるキャリアパスを構築する。具体的には、金融・情報サービス業界における専門職、経済動向を分析するエコノミストやアナリスト、民間企業における事業開発や経営戦略の立案、さらには地域社会の発展に貢献するまちづくりや地域活性化、公共政策やソーシャル・ビジネスの創設・運営など、幅広い分野で活躍できる人材育成に注力する。

 日本女子大学経済学部(仮称・構想中)学部長就任予定者の伊ヶ崎大理教授は、「いつの時代でも、物事を分析したり、戦略を立てたりするうえでは、思考の軸を持つことが重要です。『社会科学の女王』と呼ばれる経済学は、お金の動きだけではなく、人々の行動を分析する学問です。その応用範囲は、気候変動、少子化、恋愛、企業の戦略などあらゆるところにおよぶため、思考の軸として利用するには最適な学問といっても過言ではありません」とコメントしている。

 新学部では経済学の専門知識を活かしながら、論理的思考力・分析力、組織のマネジメント力、アントレプレナーシップを持って挑戦し、持続可能な社会の構築とウェルビーイングの実現に、創造性をもって主体的にかかわることができる人材の養成を目指していく。
《風巻塔子》

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