キズキのWebメディア「不登校オンライン」は2025年3月11日、不登校の子供への適切なアプローチを見つけるためのチェックリスト「不登校マップ」をリリースした。作成者は不登校経験のある相談員。Webサイトにて無料で配信している。 不登校マップは、不登校の子供をもつ保護者や教育関係者に向けた新たな支援ツールである。子供が不登校のどの段階にいるのかを把握することで、適切なサポート方法を見つける手助けをする。子供のSOSは言葉にならず、些細なしぐさや表情に現れることが多いため、不登校マップがその変化を捉えるのに役立つという。 不登校マップでは、チェックリスト形式で子供が4つの段階のどのステップにあてはまるかを知ることが可能。具体的には「不登校前兆期」「不登校進行期」「不登校混乱期」「不登校回復期」に分けられ、子供の「不登校の現在地」がわかれば、不登校オンラインの記事から適切な声かけ方法やアプローチを見つけることができる。 不登校マップの開発者であるキズキ共育塾・不登校相談員の寺田真依氏は、自身の高校時代に不登校を経験し、大学受験で次のステップに進むまでに大変な苦労をしたと語る。今回の不登校マップの開発は、母親との会話がきっかけだったという。母親が「一度提案してうまくいかなかった声掛けを、半年後にもう一度してみたら、不思議なことに良い方向にいったんだよね…何でだろう」と疑問をもった経験を生かし、不登校マップを開発したという。 不登校マップは、キズキ共育塾が提供するもので、同塾のWebサイトから申し込むことができる。