【高校受験2025】大阪府公立高入試<英語>講評…易~やや難 | NewsCafe

【高校受験2025】大阪府公立高入試<英語>講評…易~やや難

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【高校受験2025】大阪府公立高入試<英語>講評
 2025年3月12日(水)、令和7年度(2025年度)大阪府公立高等学校入学者選抜のうち、一般入学者選抜の学力検査が実施された。3月7日の出願締切時点(2025年3月7日発表)で、単位制を除く全日制普通科(専門学科併置校を含む)は募集人員2万75人に対して、学校全体の志願者数が2万271人、競争率は1.01倍となった。

 リセマムでは、開成教育グループの協力を得て、「英語」(C問題、B問題)の講評を掲載する。このほかの教科(全5教科)についても、同様に掲載する。

大阪府<英語>講評
(開成教育グループ 提供)
C問題
<総論>
大問1 文法 易
大問2 長文読解 易
大問3~5 長文読解 易
大問6 課題英作文 やや難
リスニングPart A 易
リスニングPart B 易
リスニングPart C 難

 昨年度と同様、筆記の大問数は6問、小問数は26問であり、配点の変更もなかった。
 大問1は、後置修飾、間接疑問、原形不定詞などの文法理解を問う問題が出題された。昨年度同様、複数の文法を組み合わせた出題があった。
 大問2は、アンケート調査結果の文章やグラフから情報を読み取らせる問題で、平易な内容であった。
 大問3~5の出題傾向に大きな変更はないが、大問3の長文が短くなり、時間内に読むことが容易になったと考えられる。
 大問6の課題英作文は、出題パターンが変化した。「重要なことを学んだ経験 → 学んだこと → その後の自分の変化」を書かせる問題であった。このパターンの変化に戸惑わず、指示通りに書けるかどうかで差がつく問題であった。
 リスニングについては、昨年度と同様、Part Aは2人の対話内容についての問題、Part Bはスピーチ内容に関する問題、Part Cは与えられた英文を30秒で読み、対話を聞いた後、6分間で「両者の」意見をまとめる問題であった。

<トピックス>
・グラフの内容と一致する文を選ばせる問題からグラフ自体を選ばせる出題形式への変化(大問2)
・英作文の出題パターンの変化(大問6)

B問題
<総論>
大問1 対話文 やや易
大問2 スピーチ文・課題英作文 やや難
リスニング やや難

 昨年度と同様、筆記の大問数は2問、小問数はリスニングを含めて29問であった。
 大問1は、高校生、留学生、クラスメートが雪の結晶の写真について交わした会話文で、平易な内容であった。
 大問2は、上総掘りについてのスピーチ原稿を題材にしたものであった。課題英作文は、状況に応じた適切な表現を用いて伝える力を問う問題であった。生活で最も便利なものについて、どのように便利であるかを書かせる形式となっており、難易度が上がったといえる。昨年度同様、指示内容の抜き出し問題、部分英訳、並べ替え、内容一致選択や英問英答問題が出題された。部分英訳では、原形不定詞を使って書かせる問題が出題され、文法力によって差がついたと思われる。
 リスニングについては、昨年度同様、放送文の複数個所を総合して答えを選ぶものが出題され、やや難易度が高かった。特に大問6は、notを聞き取れていたかどうか、放送文全体の内容を把握できていたかどうかで差がつく問題であったといえる。

<トピックス>
・原形不定詞を使って書かせる問題(大問2)
・「しなかった」ことを問う出題形式(リスニング大問6)



 このレポートは2025年3月13日(木)に開成教育グループが作成したもの。

協力:開成教育グループ
《編集部》

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