「もしあの時、違う選択をしていたら?」
これは、誰もが一度は考えたことがある問いではないでしょうか。 キャリア、結婚、家庭、夢… 人生にはいくつもの分岐点があり、そのたびに「こっちでよかったのか?」と自問自答することがあります。
私も離婚を経験し、仕事もゼロから始めました。「選択」に対する迷いは嫌というほど味わってきました。 それでも、「この道でよかったのか?」と思うことがあります。
だからこそ、NO NO GIRLS(通称:ノノガ) のオーディションを見たとき、彼女たちが抱える「迷い」や「不安」が、どこか他人事とは思えませんでした。 そして同時に、「こういう場所があったら、私の人生ももっと違ったかもしれない」と思いました。
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今さら聞けない方のために。NO NO GIRLSとは? 他のオーディションとの違い
NO NO GIRLS は、ラッパー・シンガーソングライターの ちゃんみな がプロデュースするガールズグループオーディションプロジェクトです。 「BMSG」が企画・運営しており、年齢・国籍・体型などの制限を設けず、「これまでに『NO』と言われてきたすべての女性」に向けた異色のオーディションとして注目されました。
●BMSGとは?
BMSG(Be My Self Group)は、SKY-HI(日高光啓)が設立した音楽事務所・レーベルで、アーティストの個性を最大限に尊重することで知られています。BE:FIRSTなどの人気グループを輩出し、日本の音楽業界に新たな風を吹き込んでいます。
●ちゃんみなとは?
ちゃんみな(CHANMINA)は、韓国・日本・アメリカのバックグラウンドを持つラッパー・シンガーソングライターです。 10代でデビューし、自身の楽曲で社会的なメッセージを発信し続けています。圧倒的なラップスキルと表現力で支持を集め、「女子高生ラッパー」として話題になったデビュー当時から、今では日本の女性アーティストのトップクラスに君臨する存在となっています。
●NO NO GIRLSと他のオーディションの違い
多くのアイドル・アーティストオーディションが「スキルの向上」に重点を置くのに対し、NO NO GIRLSは「個々の人生や経験を大切にすること」を重視しています。
・見た目や過去のキャリアではなく、想いの強さが評価される
・オーディションでの「成長ストーリー」だけでなく、「過去の経験」そのものが強みになる
・ちゃんみなが、参加者に「あなたにとっての幸せとは?」と問いかけ、一緒に考えてくれる
容姿に限って言うと、今まで見てきたアイドルとは大きく異なっています。(良い意味でも悪い意味でも)しかし、個性が際立っており、オーディションの参加過程でアマチュアからプロへと変化を遂げています。
30代の私の印象では、昭和のアイドルは「なにがなんだかわかりませんが、顔が可愛いのでスカウトされてここに来ちゃいました」感。(結果可愛いし、最初から歌が上手な人もいるし、どんどん上手くはなる)
平成はAKB48を台頭に「それぞれ個性は出しますからお好きなものを選んでください」人数で戦う感。そして令和、NO NO GIRLSは意思を持ち自分に嘘をつかず生きてきた「いい人間」の集まりの印象です。確かに歌やダンスそれぞれが得意なメンバーがいます。
しかし、全員に共通しているのは「人前で自分を表現することへの迷いがない」美しさです。それはその過程で血の滲むような努力をしているからこそ、ではありますが……。
まるで占い師。でもロジカルで的確——ちゃんみなのプロデュース能力を見て
オーディションですから、審査を通過するもの、落ちるものがいます。結果発表時、参加者へ一人ずつコメントをするのですが、その声かけが、ちゃんみなは、まるで占い師のよう。
ですが、占い師と大きく異なる点は「あなたの幸せはこっちにありそう」と導いてくれるのではなく、あくまで「あなたにとっての幸せは何か?」を横に立って一緒に考えてくれる存在です。これが、NO NO GIRLSのオーディションの特異性であり、多くの人を惹きつける理由でしょう。
占いは時に「あなたはこうすべき」「これが運命」と断定するものが多いですが、ちゃんみなの言葉にはそうした押し付けがありません。「あなたが輝ける場所を探そう」「あなたにとって本当に大切なものは何か?」と問いかけながら、導いてくれるのです。
このスタンスは、人生の選択に迷う多くの人にとって安心感を与えます。何が正解かわからない時に、押し付けではなく共に考えてくれる存在がいることが。そしてその相手が自分が目指すべき道の師匠であることが、どれだけ救いになるか。
ちゃんみなの釈迦のような人間性が、NO NO GIRLSの核となっているのではないでしょうか。
大勢を惹きつけるスターの「私を見て!」と言う覚悟
以前Netflixで配信されていたジェニファー・ロペスのドキュメンタリー番組を観たことがあります。その中で、彼女のストイックな努力やアーティストとしての美しさが際立っていました。
私が最も印象に残ったのは、彼女が大勢の観客を前にして「私を見て!」と堂々とパフォーマンスをする姿です。生まれ持った性格として外交的・内向的な傾向はあるかもしれません。しかし、大勢の前で煌びやかな衣装を着て「LOOK AT ME!!!」と声を張り上げるには、血の滲む努力が必要です。
ジェニファー・ロペスを筆頭に、ビヨンセ。そしてちゃんみな。この3名は私が素人目に見ても釘付けになり一瞬も目が離せず妥協のない演出・そしてパフォーマンス。舞台に立っている「覚悟の強さが違う」と画面越しに引いてしまう圧倒感を滲ませています。
NO NO GIRLSに選ばれなかった人、選ばれた人の違いは
NO NO GIRLSに選ばれたメンバーは、単に歌やダンスが優れているだけではありません。彼女たちはそれぞれに強い個性を持ち、挫折や葛藤を経験しながらも「自分を表現する」ことをやめなかった人たちです。
彼女たちのバックグラウンドは多種多様で、オーディション前は無名だった者もいれば、すでにSNSで注目されていた者もいます。しかし、共通しているのは「ただのパフォーマーではなく、表現者であること」そして「意志を持って舞台に立っている」点です。
NO NO GIRLSのメンバーは、ステージ上で自分の人生を語るかのように歌い、踊り表現を行います。その姿勢こそが、ちゃんみなが求める「自分の物語を表現する」アーティストの姿なのです。
人生に迷っているならNO NO GIRLSを一度見て欲しい
NO NO GIRLSは、単なるアイドルオーディションではありません。 それは「表現とは何か?」を問い、自分自身と向き合う場です。
もし今「私の幸せとは何か?」と迷っているなら、NO NO GIRLSを観てほしい。 アイドルのオーディション番組ではなく、これはもっと普遍的な「人生の選択」の話だからです。
ドーピング美人研究家 プリオ
PROFILE
2024年SNSにて離婚カウントダウンを開始。30歳就労経験なしからの離婚、自律&自立、海外就職のリアルを発信中。SNS上で仮想会社「プリオ社」を設立し、フォロワーを勝手に社員と呼ぶ。社訓は「いい人間・いい人生の創出」。社員には自分が見てきた全てを独自の視点から包み隠さず全て共有し、熱狂的なファンも多い。「ドーピング美人」とは血の滲む努力で「美人っぽく見せるスキル」を磨き上げ、後天的に獲得した自己改善型の「美人っぽさ」のことを指す。自分の人生・選ぶもの全てに納得したい思いが強く、納得消費を追求中。美容は成分、オシャレは本質を重視。
@100purio
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