大学通信は2025年1月22日、「2024年学部系統別実就職率ランキング(体育・スポーツ系)」を公開した。3位は尚美学園大・スポーツマネジメント学部、4位は名古屋学院大・スポーツ健康学部、5位は駿河台大・スポーツ科学部がランクイン。1位・2位は大学通信のWebサイトより確認できる。 ランキングは、医科・歯科の単科大などを除く全国757大学を対象に2024年春の就職状況を調査。560大学から得た回答(2024年12月2日現在)をもとに、系統別に学部実就職率上位校をまとめた。実就職率(%)は、「就職者数÷(卒業生数-大学院進学者数)×100」で算出。文部科学省が推奨する「就職率=就職希望者数に占める就職者の割合」と区別するため「実就職率」という表記を用いる。なお、算出方法が異なるため、各大学が公表している就職率と異なる場合がある。 ランキングには、卒業生数が80人未満の小規模学部、通信教育学部、2部・夜間主コースのみのデータは未掲載。各系統はおもに学部名称で分類しており、学科構成や教育の内容が似ていても掲載していない場合もある。大阪公立大は統合前の大阪市立大と大阪府立大の実績を掲載している。 3位は実就職率96.8%の尚美学園大・スポーツマネジメント学部。同大は、芸術・スポーツ・社会科学を学べる私立大学として埼玉県川越市に芸術情報学部、総合政策学部、スポーツマネジメント学部の3学部を設置。スポーツマネジメント学部では、ビジネス、エンターテインメント、データ分析、アスリート、健康・ウェルネス、教育・指導など、あらゆる視点からスポーツの価値を学べる。教員を目指す学生のために充実したサポート体制と、ジュニアスポーツ指導員や日本サッカー協会の公認C級コーチなど資格取得に結びついた学びをサポートする。 4位は実就職率95.9%の名古屋学院大・スポーツ健康学部。スポーツ科学や健康科学、医学の基礎を学び、心身と運動の関係を理解したうえで、スポーツを通した健康づくりに貢献する人材を育成する。幅広い科目を用意し、学生ひとりひとりの興味や目標にあわせて専門性を高めていく。中学校・高等学校教員1種免許状(保健体育)、健康運動実践指導者などさまざまな資格取得をサポート。就職に直結するカリキュラムを設置し学生の就職をサポートしている。 5位は実就職率95.1%の駿河台大・スポーツ科学部。希望する進路に即した3つのコース「スポーツと教育」「スポーツと健康」「スポーツと地域・社会」を設置、2年次より選択できる。スポーツ科学の理論や専門的知識・技能を習得し、具体的な指導、実践場面において、運動やスポーツ、健康の大切さ・価値を伝え、スポーツによる健康の維持増進、青少年のスポーツ教育、地域の活性化に貢献できる人材を育成することを目指す。 以降、6位 東海学園大・スポーツ健康科学部(実就職率94.6%)、7位 大阪産業大・スポーツ健康学部(同94.5%)、8位 桐蔭横浜大・スポーツ健康政策学部(同94.5%)、9位 びわこ成蹊スポーツ大・スポーツ学部(同94.3%)、10位 九州共立大・スポーツ学部(同93.3%)と続き、トップ30のうち私立大学が29校を独占した。 国公立では唯一、23位に筑波大・体育専門学群が実就職率90.1%でランクイン。体育・スポーツ系実就職率ランキング1位・2位を含めトップ30のランキングは、大学通信のWebサイトで確認できる。2024年実就職率ランキング「体育・スポーツ系」1位は?「2024年学部系統別実就職率ランキング」一覧法学系文・人文・外国語系経済系商・経営系国際系家政・生活・栄養系看護・保健・医療系福祉系農学系薬学系理工系体育・スポーツ系観光系