2025年1月10日から16日にかけて、ランドセル専門メーカー「ララちゃんランドセル」とNEXERが共同で、全国の小学生の子供をもつ男女100名を対象に「ランドセルの重さ」に関するアンケートを実施した。この調査では、ランドセルの重さに対する親の感じ方や、子供たちが実際にどのように感じているかについて明らかにした。 近年、子供たちのランドセルが重くなっているという声が増えている。教科書の増加や持ち物の多様化がその要因とされるが、実際の重さや親子の感じ方については具体的なデータが少なかった。そこで、今回の調査では、ランドセルの重さに関する親の意識や子供の負担感を明らかにすることを目的とした。 調査の結果、6割以上の親が「自分が小学生の頃と比べて、子供のランドセルが重いと感じる」と回答した。理由としては、「教科書の増加」「ランドセルのサイズ拡大」「パソコンやタブレットの持ち運び」などが挙げられた。特に、タブレットやパソコンの持ち運びが増えたことが、ランドセルの重さに影響を与えていると考えられる。 また、73%の親が「子供がランドセルを重そうにしているときがある」と感じていることがわかった。子供たちは「毎日パソコンを持ち帰っている」「教科書が多い」「身体が小さいため重たく感じる」などの理由で重さを感じているようだ。特に、身体に支障をきたすような状況も報告されており、親たちは子供の健康に対する懸念を抱いている。 さらに、1割以上の親が「子供のランドセルが重いことに対して対策をしている」と回答した。具体的な対策としては、「胸元にバックルを付ける」「肩パッドを使用する」「リュックサックに変更する」などがあげられた。これらの対策は、子供の体への負担を軽減するために行われている。 今回の調査結果から、ランドセルの重さが子供たちにとって大きな負担となっていることが明らかになった。親たちは、子供の健康を守るためにさまざまな対策を講じているが、より効果的な解決策として「軽いランドセル」を選ぶことも1つの方法である。軽量タイプのランドセルは、子供の体への負担を減らしつつ、使い心地やデザイン性も重視した選択が可能である。 ランドセルの重さに関する問題は、今後も注目されるべき課題であり、教育関係者や保護者は、子供たちの健康を守るために適切な対策を講じる必要がある。