いよいよ2月1日から東京・神奈川の私立中学の入試が始まる。そこで気になるのは、「時事問題」のテーマではないだろうか。 人気校・難関校の中学入試過去問題集を取り扱う出版社として、知名度も信頼度も高い声の教育社が開設しているYouTubeチャンネル「声教チャンネル」では、1月に実施された中学入試問題から、時事問題をピックアップして解説した動画「【中学受験】速報! 2025年度入試 時事問題 1月実施の中学入試で実際にこう出た!」が公開された。例年、1月までに実施された中学入試で出題された内容と類似したテーマについて2月の入試でも出題されることがあるため、どのような形で「時事問題」が出題されたのかは押さえておくと良いだろう。社会: 城西川越・総合一貫は毎年、「月ごとの出来事」を問う問題が出題されている。今年も、2024年1月から10月までの出来事を問う出題があった。能登半島地震、南海トラフ、石破茂内閣総理大臣など、漢字で正しく記載できるかどうかや、日本銀行の役割についてをいま一度確かめておきたい。このほか、浦和実業学園・午前では定額減税についてや郵便料金の値上げについて、東邦大東邦・前期では米国大統領選挙に関することが問われたほか、淑徳与野・1回ではNHKの朝ドラに関連する出題があった。 このほか、愛知の海陽の算数では、「2025」になる問題の出題が。 2024年にあった出来事や、それに関連する内容などは要チェックだ。YouTube動画では問題と正答について詳しく解説しており、一見したとき「知らない」「わからない」と思っても、「文章中にヒントが書かれていることがある。あきらめずによく読むこと」とアドバイスしている。 動画の解説者は、声教チャンネルお馴染みの後藤氏と編集部の松村氏。後藤氏は10年以上経験した編集部時代は毎年250校、500回以上の入試問題をひたすら解き、解説を編集するという日々を送り、現在は講演会や動画授業の講師を務め活躍している。松村氏は声の教育社の編集者として社会科を担当。資格をとるのが好きで、世界遺産検定、観光英検等を取得済。現在は日本城郭検定、歴史能力検定、謎解き能力検定等を勉強中だという。 社員自らが出演した解説動画を通じて受験生を応援する声教チャンネルでは、時事問題の解説のほかにも、過去問の使い方、チェックポイント、過去問の出庫率前年比較等、独自の視点で製作されたオリジナル動画が多数公開されている。学習の参考に、手を休めるひと時に、視聴してみてはいかがだろうか。