重要文化財「旧久邇宮邸」聖心女子大で一般公開3月 | NewsCafe

重要文化財「旧久邇宮邸」聖心女子大で一般公開3月

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旧久邇宮邸
 聖心女子大学(東京都渋谷区)は、2025年3月17日から21日まで、キャンパス内にある重要文化財「旧久邇宮邸御常御殿」を一般公開する。旧久邇宮邸は、1924年に久邇宮家の日常生活の場として建てられたもので、和風基調の宮家本邸として唯一現存する建物である。今回の公開では、学生や職員による説明ガイド付きの見学ツアーも実施される。予約は2月12日から開始。

 旧久邇宮邸は、森山松之助氏が設計し、横溝豊吉氏が施工した建物で、今年で創建101年を迎える。2017年には「意匠的に優秀なもの」「学術的価値の高いもの」として国の重要文化財に指定された。聖心女子大学は1948年の創立と同時にこの邸宅を譲り受け、学生の課外活動や授業に利用している。また、年に数回一般に公開しており、今回はその一環として行われる。

 見学ツアーは1日2回、午前10時30分と午後1時から行われ、各回定員は25人、所要時間は約1時間。ツアーでは「小食堂」や「御常御殿」の内部を学生や職員が案内し、建物の歴史や特徴について説明する。参加は無料だが、文化財保全のための寄付を当日受け付ける。

 予約はPeatixを通じて行い、事前に無料会員登録が必要である。予約は先着順で、複数回の申込みはできない。複数名での参加は5名まで可能。詳細は聖心女子大学の公式Webサイトで確認できる。

 旧久邇宮邸は、1924年に久邇宮家の長女である良子女王(後の香淳皇后)が皇太子殿下(後の昭和天皇)と御成婚の際に使用された表玄関車寄も見られる。大正期の貴重な皇室建築を体感できる。

◆2025年春 重要文化財 旧久邇宮邸 (聖心女子大学パレス)一般公開
日程:2025年3月17日(月)~3月21日(金)
見学ツアー時間:1日2回10:30~、13:00~(各回定員25人、1時間程度)
会場:聖心女子大学(東京都渋谷区広尾4-3-1)
対象:一般
締切:先着順
参加費:無料(寄付を受付)
申込方法:Peatixにて事前予約(2月12日開始)
《神林七巳》

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