チャンス・フォー・チルドレン(CFC)は、三井住友フィナンシャルグループ(SMBCグループ)の資金を活用し、生活困窮家庭の中学2・3年生および高校2・3年生580名に対し、総額1億240万円分の「SMBCグループ・スタディクーポン」を提供した。スタディクーポンは、提携する学習塾や習い事などの費用として利用可能。 近年、子育て家庭が学習塾や習い事にかける学校外活動費は上昇しており、物価高騰の影響も重なって教育格差の拡大が懸念されている。このような状況の中、CFCとSMBCグループは、1人でも多くの子供たちに学びや体験の機会を届けることを目的に、教育格差解消事業「CHANCE!」を立ち上げた。同事業では、SMBCグループからの資金や人的支援を受け、教育格差の解消に取り組んでいる。 2023年度には、中学3年生および高校3年生196名に対し、総額3,920万円分の「SMBCグループ・スタディクーポン」を提供した。そして、2024年度には、中学2・3年生および高校2・3年生580名に対し、総額1億240万円分のクーポンを提供することとなった。 同クーポンの利用範囲は、学習やスポーツ・文化活動、体験活動などにおよび、住民税非課税世帯や児童扶養手当受給世帯、生活保護受給世帯が対象となる。提供地域は、岩手県、宮城県、福島県、千葉県、埼玉県、東京都、神奈川県、京都府、大阪府、兵庫県である。 さらに2024年9月には、教育格差解消に取り組む自治体への支援も開始。第1弾として、鎌倉市と協働し「鎌倉市放課後エンパワーメント・プロジェクト」を立ち上げ、経済困窮世帯の子供に学びや体験の機会を提供している。 CFCとSMBCグループは、教育格差の解消に向けた取組みを続けており、今後も多くの子供たちに学びの機会を提供することを目指している。