東京都は2024年11月12日、都が進める「大学発スタートアップ創出支援事業」の2024年度（令和6年度）参画大学を公表した。参画が決定したのは、上智大学、中央大学、筑波大学など9大学。今後、新事業の創出に向けた支援や、起業・新事業創出を促進する大学内の体制整備等に対する支援を行う。 東京都は、「未来を切り拓く10x10x10のイノベーションビジョン」を掲げ、グローバルに活躍するスタートアップの創出や、スタートアップの裾野拡大を目指した取組みを実施している。その1つとして、知の拠点である大学が集積する東京の強みを生かし、研究シーズやアイデアなどの事業化をサポートする「大学発スタートアップ創出支援事業」を展開。今回、2024年度の事業参画大学が決定したとして公表した。 参画大学は、上智大学、中央大学、筑波大学、東京科学大学（旧東京医科歯科大学）、東京電機大学、東京農工大学、東洋大学、一橋大学、明星大学の9大学。各大学が目指す事業は、上智大学「社会課題に挑む課題解決型国際共創ハブ拠点」、中央大学「若者の起業への挑戦を力強く後押しする包括的支援」、筑波大学「資金循環エコシステムの構築によるスタートアップの創出加速」など。 「大学発スタートアップ創出支援事業」では、東京都とコーディネーターであるReGACY Innovation Groupが連携し、大学発スタートアップの創出に向けた大学の取組み（学内の体制整備等やシーズの事業化）に対して、経費支援や伴走支援などを行う。 伴走支援では、大学等のシーズを活用した新事業の創出を支援する「事業化促進型」と、大学等のシーズを活用した起業・新事業創出を促進する学内の仕組みづくり・体制整備等を支援する「環境構築型」の2タイプを設定。各大学が応募時に選択できる仕組みとなっており、今回参画が決定した大学もそれぞれ必要な支援を受けながら事業を進めることとなる。 参画大学と各大学の事業一覧は、東京都Webサイトに掲載されている。
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