北海道教育委員会は2024年11月13日、2025年度(令和7年度)北海道公立高校入試における各校の募集人員、推薦選抜の入学者受け入れに関する方針、学校裁量の実施予定をそれぞれ一覧表に取りまとめ公表した。 2025年度北海道立高校(有朋学校と専攻科を除く)の募集人員は、全日制2万5,960人・定時制1,400人の計2万7,360人。専攻科7校の募集人員は計190人で、このうち、看護科を有する2校は、各校の専攻科看護科への入学を希望するものの人数をそれぞれ減じた数とする。また、北海道唯一の公立通信制である有朋高校は、通信制(普通)2,300人、定時制(単位制含む)400人の計2,700人を募集する。 岩見沢西と岩見沢東の再編統合で2025年4月に開校する岩見沢東(全日制)の募集人員は、普通40人、普通(単位制)160人、文理探究(単位制)80人。富良野と富良野緑峰の再編統合で開校する富良野(全日制)の募集人員は、普通(単位制)120人、園芸観光デザイン(単位制)40人、電気情報システム(単位制)40人。 このほか、おもな全日制高校の募集人員は、札幌西(普通)320人、札幌南(普通)320人、札幌北(普通)320人、札幌東(普通)320人、釧路湖陵(文理探究)160人、釧路湖陵(理数探究)40人など。 学校裁量についての実施予定一覧表(札幌市立・知内町立・奥尻町立・音威子府村立・三笠市立・大空町立・浜中町立高等学校を除く)には、実施する学区・学校ごとに選抜ごとの詳細を記載。推薦入学者選抜は募集人員の割合や実施形態、一般入学者選抜は傾斜をかける教科と倍率、学力検査の成績と評定との比率など、選抜にあたり重視する項目をまとめている。 一般入学者選抜で傾斜配点を実施するのは11校11学科。滝川(理数)は国・数・英で各1.5倍、札幌北(普通)は数・英で各2.0倍、札幌啓成(理数)は数・理・英で各1.5倍、札幌国際情報(国際文化)は英2.0倍、千歳(国際教養)は英1.5倍、苫小牧南(普通)は英1.5倍、函館中部(理数)は数・理で各2.0倍、函館商業(国際経済)は英1.5倍、旭川西(理数)は数・理で各2.0倍と英1.5倍、北見北斗(理数)は数2.0倍と英1.5倍、釧路湖陵(理数探究)は数2.0倍と理・英で各1.5倍となっている。 このほか、全日制課程の「入学者の受入れに関する方針等」の一覧表では、学校・学科ごとの推薦枠の募集比率と入学者の受入れに関する各校の方針を取りまとめている。 2025年度北海道立高等学校入学者選抜は、推薦入学者選抜の面接を2025年2月10日、一般入学者選抜の学力検査を3月4日、追検査を3月11日に行う。合格発表日は3月17日。