名古屋商科大、米ジョンズ・ホプキンズ大の博士号取得が可能に

　名古屋商科大学は2024年11月7日、ジョンズ・ホプキンズ大学（アメリカ・メリーランド州）と提携を締結したことを公表した。名古屋商科大学経営管理課程（Global BBA）を卒業した学生は、ジョンズ・ホプキンズ大学（Carey Business School）の1年間の修士課程プログラムに参加できる。

　名古屋商科大学は1953年の創立以来、世界標準の経営教育として3つの国際認証（トリプルクラウン）を取得している。現在5学部10学科2研究科を設置し、世界63か国187校の提携校と交換留学や国際ボランティアなどを実施。ビジネススクールは世界QSランキングにおいて5年連続で国内1位を獲得、Times Higher Education rankingの2023年度日本版では、国際性の分野で東海北陸地区において1位、国内では15位にランクインしている。

　ジョンズ・ホプキンズ大学（JHU）は、1876年に設立されたアメリカの名門大学。名古屋商科大学と同様に国際認証AACSBを取得しており、グローバルな視点をもつビジネスリーダーの育成や、国際的なネットワークや実務経験を重視したプログラムを提供している。JHUはU.S. News and World Reportでアメリカ国内6位、世界13位にランクインしており、2025年のTHE世界大学ランキングで16位、QS世界大学ランキングで32位とビジネス教育の分野でトップクラスに位置している。

　名古屋商科大学の経営管理課程（Global BBA）は、「学部等連係課程実施基本組織制度」を活用し、経済学部、経営学部、商学部の3学部連携課程「経営管理課程」として、英語公用語で卒業可能な学士課程「Global BBA」を設置。授業はすべて現実のビジネスの意思決定を追体験する「ケースメソッド」で、国際的、探求型の学びで自らの考えを社会に提案可能な国際リーダーを目指している。

　両大学は、9月に提携を締結した。経営管理課程（Global BBA）を卒業した学生は、ジョンズ・ホプキンズ大学（Carey Business School）の1年間の修士課程プログラムに参加することができる。その後、ジョンズ・ホプキンズ大学の修士号が取得可能となる。

　そのほか、名古屋商科大学での学業成績やGPAなどの一定の入学条件を満たした学生には、奨学金として授業料の50%が減免される。さらに一定の条件を満たした応募者にはGMATの免除資格の付与、学士課程をすべて英語で修了した学生はTOEFLの免除も申請可能となる。

　奨学金制度においては、経済的負担を軽減し、より多くの学生が国際的なビジネス教育の機会を享受できるよう支援するとしている。

名古屋商科大、米ジョンズ・ホプキンズ大の博士号取得が可能に

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