ナガセが運営する早稲田塾は2024年11月2日、2025年度の慶應義塾大学湘南藤沢キャンパス(SFC)夏秋AO入試において、96名の合格者を輩出したと発表した。これは昨年の79名を大きく上回る数字であり、早稲田塾史上最高の現役合格実績となった。 慶應義塾大学SFCは、私立大学の中でも最難関とされる総合型選抜(AO入試)を実施しており、11月1日に合格者を発表した。全体の合格者数は現段階で未公表のため、仮に2024年度の全合格者数を250名とした場合、早稲田塾は96名が合格したことから、全体の38.4%を占めることになる。 早稲田塾の合格実績は、現役生のみを対象としており、講習生や模試生は含まない。通期講座を1講座以上受講した生徒のみを計上する厳格な基準を設けている。また、高校3年生になる前の過去に通ったことがあるという生徒を合格者にカウントしていない。このような基準に基づく合格実績は、受験生や保護者に対して信頼性の高い情報を提供することを目的としている。 早稲田塾がこのような高い合格実績を達成できる背景には、生徒の自主性を引き出し、志を高める多様なカリキュラムがある。特に、総合型・学校推薦型選抜特別指導や論文系講座、未来発見プログラムなど、多彩なプログラムを通じて、生徒の将来のビジョンを明確にし、表現力を育成している。 早稲田塾は、1979年に創設され、2014年よりナガセグループの一員となった。東京、神奈川、千葉に12校舎を展開し、大学受験を通じて人財育成を行っている。今後も、受験生の合格力を伸ばす指導を続け、いち早く合格速報を行っていく方針という。