志望校を考える中で、保護者が内申点の影響についてどう感じたかを聞きたところ、もっともも注目すべきは、「想像以上に影響が大きいと感じた」と回答した保護者が85人(61%)にのぼったことである。「重要だとは思っていた」(48人・34%)とあわせると、回答者の95%が内申点の重要性を実感していることになる。内申点の大切さは頭でわかっていても、実際の受験では「ここまで影響するとは思わなかった」という現実に多くの保護者がぶつかっている。
特に「大きく影響した」と回答した保護者のコメントは次のとおり。安全圏の高校を併願にして、チャレンジしたい高校があったが、内申が足りないためにチャレンジできなかった。(神奈川県|男子の保護者)
内申点はすぐに上げられるものではないので、気付いた時には遅かった。内申点によって行ける高校が変わるので、本人の気持ちにかなり影響が出た(東京都|男子の保護者)
私立への進学を考えている場合、内申点が重要なので、1年生のうちから内申取れるようにすることが大事。3年生の定期テストの点数が高くても2年生の内申が低く、内申上がりませんでした。(神奈川県|男子の保護者)
内申点や欠席日数などで行きたい高校の受験ができなくなる事もある。(神奈川県|男子の保護者)
神奈川県の公立高校は2年の3学期分から内申点に関わるので、3年になってから頑張るのでは遅いです。(神奈川県|男子の保護者)
内申点は、とても重要。間に合うなら、学校の授業やテスト、提出物は、きっちりやる。ということの重要性を子供に伝える。(東京都|女子の保護者)
私立・都立に関わらず内申点が重要となるのでまずは内申点をとることが重要となる。(東京都|男子の保護者)
内申点の比率が思ったよりも併願確約に影響するので、対策をするに越したことはないです。(東京都|男子の保護者)
英検と内申がいちばん大事でした。(東京都|男子の保護者)
特に神奈川県・東京都では、私立の「併願確約(優遇)」制度において内申点が出願基準となるため、内申が低いと出願できる私立が大幅に絞られてしまう。「模試の偏差値と内申点が乖離していて、志望校選びに難航した」という声も複数あった。
内申点に関して、多くの保護者が共通して感じていた悩みが「学校・先生によって付け方が違う」という不公平感だ。同じ実力でも、在籍する中学校によって有利・不利が生じているという回答もあった。
影響が大きいのに、納得のいかない内申だと本当につらい。(東京都|女子の保護者)
定期テストだけ良くても、5を取るのは難しかった。先生の采配によるものが大きく感じた。(神奈川県|男子の保護者)
内申点の付け方には先生の感じ方などの曖昧な部分が多く、その内申点で志望校を左右されてしまうのはかなりモヤモヤする。(神奈川県|その他保護者)
同じ区内でも、内申点の付け方の違いがあり過ぎて不公平感が否めなかった。(東京都|男子の保護者)
保護者が語る「内申点あるある」5選
3年生で頑張っても2年生の内申が低く挽回できなかった(神奈川県は2年後期から内申が参照される)
英検・漢検・数検などの資格が加点や優遇に直結した。早めに取っておくべきだった
実技教科(音楽・美術・体育・技術家庭)の内申が思ったよりも大きく響いた
私学無償化の影響で私立の併願確約の内申基準が上昇したと感じた
模試の偏差値は高いのに内申が取れず、行きたい高校を受験できなかった
「3年になってから頑張れば良い」は危険なサインだ。神奈川県の公立高校入試では中学2年生の3学期からの内申点が評価対象となるなど、内申の算入学年・時期は都道府県によって異なる。中学3年生になってから慌てないためにも、早い段階から入試制度への理解を深め、定期テスト対策はもちろん、授業態度や提出物など日々の積み重ねを意識しておきたい。
「進学相談.com」を運営するリンクは、首都圏の私立高校合同相談会「第15回 高校進学フェスタ2026」を首都圏5会場で開催する。会場は、田園都市(9月12日)、等々力(9月22日)、溝の口(9月30日)、武蔵小杉(10月17日)、港北ニュータウン(10月24日)。対象は中学生とその保護者。完全予約制で、入場無料。






