米澤穂信の同名小説を原作とする本作は、本木雅弘を主演に迎え、菅田将暉、吉高由里子、青木崇高、宮舘涼太、柄本佑、オダギリジョーらが出演。黒沢監督にとってキャリア初の時代劇であり、第79回カンヌ国際映画祭「カンヌ・プレミア」部門でも上映され、スタンディングオベーションを受けた。
6月19日に公開されると、初週末興行ランキングで邦画1位を獲得。その後もSNSで口コミが広がり、20代から60代まで幅広い世代、とくに女性を中心に支持を集め、興収10億円を突破した。
この記録を受け、本木は「ご覧くださった皆さまに心より感謝申し上げます!」と感謝を伝え、「きっと呼び起こされた村重さんも驚いていることでしょう」と、本作で“裏切者”ではなく“時代に抗った武将”として描かれた荒木村重に言及。「争いの時代を生きた人々が現代に語りかけてくるもの、、、」と、本作が現代にも通じるテーマを描いていることについてもコメントを寄せた。
また、黒沢清監督は「これをきっかけに新しい荒木村重ファン、新しい時代劇ファン、そして新しい映画ファンが少しでも誕生してくれたのなら、もうそれで最高ですね」と、れからの時代劇・映画界の未来へ向けたメッセージを寄せた。あわせて、興収10億円突破を記念し、本編冒頭6分24秒の映像も初公開された。
映像では、織田信長軍に反旗を翻し、籠城作戦を決行する荒木村重(本木雅弘)のもとを、信長軍の使者として黒田官兵衛(菅田将暉)が訪れる。しかし村重は官兵衛を説得に応じることなく地下牢へ捕らえてしまう。使者は帰すか、それができなければ斬るのが当時の武士の習わしだったにもかかわらず、なぜ村重は官兵衛を殺さず、一年もの間地下牢に幽閉したのか。本作最大の謎のひとつとなるミステリーの幕開けが描かれる。
官兵衛が一年もの間籠城中の有岡城に幽閉されていたのは史実にも基づいている。この映像の後に続く映画本編では、幽閉後に村重がとった行動についてのミステリーについても明かされていくことになる。村重VS官兵衛が言葉の駆け引きを繰り広げる【心理戦】であり、演じる本木VS菅田の演技合戦も見ごたえたっぷりな映像となっている。なお、「黒牢城 モノクロ特別版」は7月24日(金)よりアップリンク吉祥寺、8月7日(金)より伏見ミリオン座、8月14日(金)より出町座、八丁座で上映予定。
『黒牢城』は全国にて公開中。












