立命館、通信制高校を開校へ…大学連携の探究学習を推進 | NewsCafe

立命館、通信制高校を開校へ…大学連携の探究学習を推進

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立命館大学
 立命館は2026年4月、京都市に対し「立命館大学氷室地区」の地区計画変更案を提出した。2028年度の開校を目指し、自ら問いを立て解決策を探る「探究学習」に重点を置いた広域通信制課程の高等学校を新たに設置する構想をまとめている。既存建築物を活用し、大学と連携した良好な教育環境の充実を図る。

 同計画は、ICTを活用した遠隔学習と対面指導を組み合わせた学習環境の構築を目指すものである。高校段階から地域や大学などと連携した探究学習を積極的に実施するなど、新たな学びを先導的に実装し、多様で柔軟な学びの実現を志向している。これにより、生徒ひとりひとりの個性に合わせたハイブリッドな教育体制を整える方針だ。

 対象となる立命館大学氷室地区は、京都市北区衣笠氷室町に位置する。地区内にある既存の建築物を有効に活用することで、周辺の良好な住環境と調和した市街地環境を維持しながら、新たな教育拠点を整備する。京都市は、学術研究機能の維持・充実に加え、地域の特性を生かした活性化に資する新たな魅力や価値を創造する提案として、京都市都市計画マスタープランに適合しているとの見解を示している。

 京都市では、この提案に基づき地区計画の決定を行う手続きを進めており、2026年4月27日から5月15日まで、都市計画局都市企画部都市計画課において原案の縦覧を実施した。また、5月14日には、立命館大学西園寺記念館において地域住民を対象とした原案の説明会も開催されている。

 今後は土地所有者などの利害関係者からの意見書を受け付け、さらに詳細な検討を行う。大学のリソースを生かした教育環境の構築は、多様化する生徒のニーズに応えるものとして注目される。広域通信制という特性を生かし、地域社会全体を学びのフィールドとする、次世代型の教育モデルの確立が期待される構想となっている。
《千葉 智加》

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