与信管理クラウドサービスを提供するリスクモンスターは、第14回「お子さん/お孫さんに勤めてほしい企業」調査の結果を発表した。調査によると、1位は「地方公務員」、2位は「国家公務員」となり、公務員が引き続き高い人気を示した。民間企業では「トヨタ自動車」が3位に入り、トップを維持している。 調査結果によると、「子供や孫に勤めてほしい企業」ランキングの1位は「地方公務員」(回答率11.4%)、2位は「国家公務員」(同11.3%)となり、公務員がワンツーフィニッシュを飾った。ついで、3位「トヨタ自動車」(同9.0%)、4位「任天堂」(同6.6%)、5位「全日本空輸(ANA)」(同4.6%)、6位「グーグル(Google)」「サントリー」(同3.9%)、8位「アップル(Apple)」「日本航空(JAL)」(同3.8%)、10位「パナソニック」「三井物産」(同3.6%)と続いた。 トップ20にランクインした企業を業種別にみると、製造業が9社(トヨタ自動車、任天堂、サントリー、アップル、パナソニック、味の素、ソニー、本田技研工業、デンソー)ともっとも多く、ついで総合商社が4社(三井物産、伊藤忠商事、三菱商事、住友商事)ランクインした。 前回の調査結果と比較すると、1位と2位の公務員、民間企業トップの「トヨタ自動車」は順位を維持しており、安定した人気がうかがえる。ランクアップが目立ったのは、「サントリー」(前回17位→今回6位)や「味の素」(同17位→同12位)などの飲食料品製造業、「グーグル」(同14位→同6位)や「アップル」(同10位→同8位)の外資系企業だった。一方、「パナソニック」(同4位→同10位)や「ソニー」(同7位→同15位)などの電気機器製造業は順位を下げる傾向がみられた。 勤めてほしい業種では、1位「専門サービス」(回答率12.1%)、2位「通信・情報(IT)」(同10.5%)、3位「医療」(同8.1%)の順となり、上位3業種の顔ぶれは前回調査と変わらず、安定した人気を示した。 回答者を親と祖父母に分けて集計すると、双方とも公務員がトップ2を占めた。ただし、親世代では「グーグル」や「アップル」といった外資系企業が人気を集めたのに対し、祖父母世代ではランク外だった。逆に、祖父母世代では「NTTドコモ」や「JR東日本」などのインフラ企業が支持されたが、親世代ではランク外となり、世代による志向の違いが表れた。 子供の男女別では、男女ともに公務員がトップ2、「トヨタ自動車」が3位、「任天堂」が4位だった。男子に勤めてほしい企業としては、製造業(ソニー、本田技研工業)や総合商社(伊藤忠商事、三井物産、三菱商事)の人気が高く、女子に勤めてほしい企業としては、生活に密着したBtoC企業(サントリー、味の素、資生堂、花王)の人気が高い傾向がみられた。 勤務先に重視するイメージについては、1位「経営が安定している」(回答率48.8%)、2位「過重労働・ハラスメントがない」(同43.5%)、3位「やりがいがある」(同35.6%)の順となった。事業の安定性と、心身ともに過剰な負担がない労働環境が、もっとも関心が高いことがうかがえる。また、「給与が高い」(同34.3%)の回答率は前回から増加しており、近年の物価上昇が収入面への意識に影響したとみられる。 期待する働き方では、1位「趣味・特技を生かした活躍」(同36.4%)、2位「業歴の長い企業で企業の歴史を学んでほしい」(同31.5%)、3位「グローバル展開する企業で活躍」(同29.3%)が上位を占めた。一方で、「企業に属せずフリーランスとして自由に勤務」(同7.3%)や「新進気鋭のベンチャー企業で活躍」(同6.5%)は低い順位にとどまった。 子供や孫に稼いでほしい最低年収については、「年収は気にしない」が30.6%を占める一方、「500万円」(同16.0%)、「600万円」(同14.6%)など、全体の55.8%が民間企業の平均年収478万円(2024年版「民間給与実態統計調査」)を超える年収を希望していることが明らかになった。 同調査は、未成年の子供をもつ20~69歳の男女400人と、未成年の孫をもつ20~69歳の男女400人の計800人を対象に、インターネットで実施した。調査期間は2025年12月15日から17日。調査対象企業は、各業界の大手企業・組織200社から抽出した。