関西大学は創立140周年を迎える2026年に、第3号基本金となるエンダウメント型基金「関西大学みらい基金」を新設する。関西の私立大学において先駆的な取組みで、寄付金と運用益が恒久的に教育研究活動を支える仕組みを構築し、学園の将来に向けた安定性と持続可能性を高めるのが目的。 近年、18歳人口の減少や定員管理の厳格化などにより、日本の大学を取り巻く環境は大きな転換期を迎えている。こうした将来環境の変化を見据え、同大学では、従来の学費や補助金に依存した財務構造からの転換を図るべく、中長期的な視点に立った大学経営のあり方について検討を進めてきた。その一環として、海外の有力大学で用いられているエンダウメント型大学基金の導入を、将来に向けた重要な戦略の1つとして位置付けている。 同基金は、同大学の将来ビジョンに深い理解と共感を寄せた人々からの厚意を起点として創設される。2026年6月より寄付募集を開始し、学生や教職員、卒業生、保護者はもとより、志ある企業や個人、地域社会など、多様なステークホルダーに支えられる学園の実現を目指す。 運営面では、運用益を再投資することで基金の持続的な拡充を図りつつ、経営基盤の強化を進める。創立150周年を迎える2036年度までをマイルストーンとし、基金規模150億円以上の達成を目標に掲げる。将来的には1,000億円規模への発展を展望し、安定的かつ自立的な財政基盤を確立する。早期の規模拡大を図った後、将来的な運用益は教育研究や施設整備、財政基盤の強化に活用する方針だという。