【高校受験2026】大阪府公立高入試<国語>講評…C問題、記述説明問題の字数が増加 | NewsCafe

【高校受験2026】大阪府公立高入試<国語>講評…C問題、記述説明問題の字数が増加

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【高校受験2026】大阪府公立高入試<国語>講評
 2026年3月11日(水)、令和8年度(2026年度)大阪府公立高等学校入学者選抜のうち、一般入学者選抜の学力検査が実施された。3月6日の出願締切時点(2026年3月7日発表)で、単位制を除く全日制普通科(専門学科併置校を含む)は募集人員1万8,591人に対して、学校全体の志願者数が1万8,994人で競争率は1.02倍となった。

 リセマムでは、開成教育グループの協力を得て、「国語」(C問題、B問題)の講評を掲載する。このほかの教科(全5教科)についても、同様に掲載する。

大阪府<国語>講評
(開成教育グループ 提供)
C問題
<総論>
大問1 説明文 標準
大問2 古文 標準
大問3 漢字の読み書き・頭語結語 易
大問4 随筆文 標準
大問5 作文 難

 大問数については例年通り5問だったが、小問数が19問と減少しており、記号問題において1問あたりの配点が増加している。

 大問1は、熟語の構成、記述、空欄補充の選択、正誤判定の選択問題の小問4つで構成されており、文章のテーマとなっている「借景」について具体例や専門用語を多用して述べられている内容となっている。

 大問2は、例年通り古文が出題されており、主語判定と内容判定の選択問題、それに理由記述の小問3題となっている。

 大問3は、漢字の読み書きと知識問題の出題となっており小問数も7題と例年通りである。ただし、知識問題において手紙の頭語・結語の組み合わせを問う複数選択問題が出題されている。

 大問4は、用言の活用の種類、空欄補充の書き抜き、内容判定の選択問題、それに空欄補充の記述問題の小問4題となっている。湯川秀樹の随筆『具象以前』からの出題となっており、大問1と比べるとやや読み進めやすい文体であるが、記述の分量が90字~105字と大きく、文言調整や解答作成について考えさせられる構造となっている。

 大問5は、300字の作文であるが前年までと大きく変わって本年は「文学作品の読むことの意義」についての考えを問うという抽象度の高いテーマ設定であり、受験生自身の経験や考えをもとに論を組み立てる力が求められた。

<トピックス>
・作文の出題パターンが変化
・昨年度より記述説明問題の字数が増加

B問題
<総論>
大問1 随筆文 標準
大問2 古文 標準
大問3 漢字の読み書き・著作物の引用について やや難
大問4 説明文 やや難
大問5 作文 やや難

 大問数は5問、小問数は24問で、ともに昨年度より変化がなかった。

 大問1は「なごり」を題材にした文章であった。文節に関する文法問題が出題された。記述は例年通りの空欄補充形式であった。記号問題では、小問4が直前の段落も読む必要があるため、処理速度が求められた。

 大問2の古文は理解しやすい文章であったが、小問3は傍線部の直前の文脈まで踏まえて答えを絞る必要があり、得点差が生じやすい設問と言える。

 大問3の漢字の読み・書きは、注意を要する出題が多かった。小問2は他人の著作物を引用するときの注意点に関する問題で新傾向だが、設問文の条件を丁寧に確認すれば対応しやすい出題であった。

 大問4は日本語の助詞を題材にした文章であった。記述問題は、傍線部の前にある指示語にとらわれて、指示語の受ける範囲を狭く捉えると外しやすい設問であった。小問5は情報処理が求められる問題であり、完答問題であるため、得点差が生じやすい設問と言える。

 大問5は、以前にも出題された2つのテーマのうち1つを選んで書く作文問題であった。「実際に話すように書くこと」という条件が加わった。

<トピックス>
・作文で、「実際に話すように書くこと」という条件が追加



 このレポートは2026年3月12日(木)に開成教育グループが作成したもの。

協力:開成教育グループ
《編集部》

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