東京都は2026年2月5日、インフルエンザ患者数が再び警報基準を超えたと発表した。1シーズンに2度基準を上回るのは1999年の統計開始以降で初めて。現在はB型ウイルスが主流で、集団感染も急増していることから、都は手洗いや換気など感染予防策の徹底を呼びかけている。 東京都の警報基準は、定点医療機関あたりの患者報告数が1定点あたり30.0人/週を超えた場合、または、警報レベルにある保健所の管内人口の合計が、都全体の30%を超えた場合に警報を発令。警報レベルは、1定点あたり10.0人/週を下回るまで継続される。 第5週(1月26日~2月1日)の患者報告数は、26.67人。一方、警報レベルにある31保健所中9保健所の管内人口の割合が、東京都全体の37.16%に達したため、都の定める警報基準を超えた。2025-2026年シーズンは、第45週(11月3日~11月9日)に警報入りした後、第2週(1月5日~1月11日)にいったん解除されている。今回の再発令により、警報基準を1シーズンに2度超えるのは、1999年に現行の統計を開始して以来初めてとなった。 直近の報告によると、定点医療機関98施設で検出されたウイルス型は、約90%がB型だという。警報レベルにある保健所は、報告数が高い順に、町田市(51.31人)、八王子市(48.78人)、中野区(43.60人)、江戸川(33.58人)、池袋(33.25人)、江東区(33.00人)、多摩府中(32.36人)、北区(31.55人)、世田谷(30.16人)となっている。 東京都は、引き続き、こまめな手洗い、手指消毒、咳エチケットなど基本的な感染予防策を呼びかけている。東京都感染症情報センターのWebサイトでは、インフルエンザの発生状況や発生時の対策について情報を発信している。