
腹筋50回、スクワット50回……、ぽっこりお腹を改善するためには、腹筋を中心とした筋トレが必要と思っていませんか?そんな運動嫌いな人に朗報です!日本体育大学教授であり、体脂肪を落とすプロ、現役ボディビルダーの岡田隆先生曰く、「お腹の脂肪は運動なしで落ちる」というのです。
本当!?と疑いたくなりますが、唐揚げ、かつ丼など揚げ物大好き!1年で4太った大食いの担当編集者が実践したところ、周囲から「痩せたね」と声をかけられるようになったそう。健康系の書籍をおもに担当していてダイエットや栄養の知識だけはあり、痩せようと思ったときに真っ先に浮かんだのが「糖質制限」。しかし、これが間違いのもとでした。大好きなお米やパスタを減らしても、見た目が変わらないのです。本を制作しながら岡田先生の「除脂肪食」に切り替えたところ、深夜に爆食いしても腹筋がうっすら見えるように!!
食べて痩せるダイエット法は、これまでもたくさん紹介されてきました。信じて実践してきたことが「お腹痩せにはあまり効果がない」ことを担当編集者は身をもって感じたそう。情報過多の時代。その情報に惑わされ、間違った解釈をし、思い込みできれいな体から遠ざかっていることもあるのです。その認識のずれを岡田先生が指摘してくれました。
▶一番体脂肪になりやすいのは…
【間違った思い込み1】→お米は太る
「糖質制限=太らない」とよく耳にしますし、担当編集者も実践していました。確かに正しく行えば痩せます。が、結論から言うとお米を食べても問題はありません。3大栄養素(たんぱく質、脂質、炭水化物<糖質+食物繊維>)のうち、優先的に消費されるのは糖質であり、また食物繊維は腸内環境を整えてくれてダイエットに有益だからです。
逆に最も適正化することを意識していただきたいのは「脂質」です。現代は無意識に食べていると、脂質過多になります。洋食やファストフードなど、日本人の食が欧米化し、脂質が市場にも食卓にもあふれているからです。
担当編集者は、かつ丼、唐揚げ、ピザ、ナポリタン、炒飯……と脂質の塊ばかり食べていました。「魚を食べなさい」と指導したところ、たっぷりの野菜を使った「アジの南蛮漬け」を作って食べたと報告してくれました。本人はヘルシーなつもりだったようですが、魚を油で揚げてしまいました。糖質は気にするのに、脂質のことは頭になかったようです。
3大栄養素のうち、一番体脂肪になりやすいのは、体脂肪と原料が同じで変換する手間がない脂質。つまり効率よく痩せる=体脂肪のみを落とすためには、現代人が摂りすぎている脂質を適正量まで減らせばいい。これが、私が提唱する「除脂肪食」の基本です。たんぱく質と思って食べていたもの、炭水化物だと思って食べていたものが、調理法によって、「脂質過多食材」=脂質食品になっていることが意外と多く、盲点です。
▶食べ物は減らすのは大間違い!?
【間違った思い込み2】→食べる量を減らせば痩せる
「ダイエット=食事制限」と考えるのが普通でしょう。確かに、消費カロリーよりも摂取カロリーが多いと太るし、カロリーを減らせば痩せるのは事実です。しかし、減らすばかりでは、いずれ耐えられなくなります。
長い人生のなかで、ストレスフリーでなければ、ダイエットは成立しません。続かないものは効果が定着しないからです。このことは、ボディビルの大会に向けて半年間の間に10以上もの体脂肪を減少させるダイエットのプロであるボディビルダーが一番よく知っています。
私が色々と試した結果、一番苦しくなく短期間で効果が出る方法が、食べ物を制限するのではなく「食べ物を増やす」という考えです。
特に、増やしてほしいのは、食物繊維。
生の野菜などは、よく噛まなければならないので、満腹中枢が刺激されます。また、米も白米ではなく玄米のような食物繊維を多く含むものにすれば、よく噛む分、同じカロリーでも満足感が得られ、消化酵素が多く分泌されるので、消化吸収がよくなります。また食物繊維によって腸内環境も整います。腸内環境がよくなればダイエットも進みますし、多くの方がお困りの便通がよくなるのです。
▶断食はダイエット失敗のもと!?
【間違った思い込み3】→断食ダイエットは健康にいい
食べる量を減らすことと似ていますが、全く食べないダイエット法は、体脂肪を減らす観点から言うと、よくありません。
16時間ないし、数日断食することで、消化器官への負担を取り除くことはそれなりに意味があると思います。しかし、取り除かなければならないほどの負担をかけない生活をしたほうがいいのではないでしょうか。
栄養素のうち、胃に滞留する時間が圧倒的に長いのは脂質です。高脂質のものを食べた後の胃のむかつき、もたれを思い出してください。初めからそれを少なくすれば胃腸にかかる負担は減るのです。
何も食べない時間が長くなると、お腹が減り、行動する気力もなくなり、結果、代謝まで落ちて大して痩せないことも。そして、お腹が空いているので、キレ食いをしてしまうのです。キレ食いがダイエットの大敵なのは言うまでもありません。
キレ食いをすれば、血糖値が爆上がりし、すい臓から大量のインスリンが分泌されます。インスリンは細胞に栄養素を蓄えるように働くので太るのはもちろん、高血糖は細胞にダメージを与え、動脈硬化や老化につながるのです。
キレ食い防止するには、強い空腹感に達してしまう前に、太りにくい食物繊維やたんぱく質を食べる事で先手を打つのです。例えば夜に空腹を感じ始めたら、野菜を食べたりプロテインを飲んだりする。ちなみに私は、煮干しを愛用しています。よく噛むし、魚から様々な栄養素を摂取できるので、最高です。間食は、脂質の少なさを基準に選んで、空腹を解消するのがベター。アイスクリームなら、『雪見だいふく』(脂質が1個2.6g)が低脂質。氷菓であれば『ガリガリ君』など脂質0のものも少なくありません。

キレ食い防止食の一例。
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