岡山県教育委員会は2025年12月15日、2026年3月に中学校等を卒業見込みの生徒を対象とした「進学希望状況調査(第1次)」の結果を公表した。学校・学科別の進学希望倍率は、岡山工業(情報技術)1.75倍がもっとも高く、ついで西大寺(商業)1.71倍など。 進学希望状況調査(第1次)は、2026年3月に岡山県内の国公私立中学校等を卒業見込みの生徒を対象に、12月1日現在の進学希望状況をまとめたもの。調査によると、卒業見込者数(中等教育学校前期課程修了見込者を含む)は、前年同期比99人増の1万6,745人。このうち、進学希望者(就職して進学を希望する者を含む)は1万6,589人で、全体の99.1%を占め、前年同期と比べて0.2ポイント上昇した。 進学希望者のうち、県内での進学を希望する者は、県立高校が1万1,125人(67.1%)、市立高校が532人(3.2%)、私立高校が3,508人(21.1%)となった。前年度同期と比べると、県立高校は2.9ポイント減少した一方、私立高校は1.9ポイント増加している。 学校・学科別の進学希望倍率は、岡山工業(情報技術)1.75倍がもっとも高く、ついで、西大寺(商業)1.71倍、岡山南(生活創造)1.69倍、西大寺(普通・国際情報)1.57倍、岡山工業(建築)1.50倍となった。計3校5学科で、進学希望倍率が1.5倍以上となっている。 このほか、おもな学校・学科の倍率は、岡山朝日(普通)0.90倍、岡山操山(普通)1.07倍、岡山芳泉(普通)1.24倍、岡山城東(普通)1.42倍、倉敷青陵(普通)1.19倍、岡山一宮(普通・理数)1.19倍、津山(普通・理数)0.91倍など。 次回、第2次進学希望状況調査は、2026年1月26日に公表予定。2026年度岡山県立高校入学者選抜における特別入学者選抜は、2026年1月20日~22日に出願を受け付け、2月4日・5日に学力検査・面接などを実施し、2月13日に選抜結果を通知する。一般入学者選抜は、2月24日~26日に出願、3月10日に学力検査、3月11日に面接・実技を実施する。合格者発表は3月18日。インターネットによる志願者情報の登録は、12月8日から受け付けている。