2つ目は、学生による生成AIの活用事例。デジタルコミュニケーション学部4年生の五嶋龍也氏は、架空の通信システムを題材としたWebシミュレーション「通信指令シミュレータ|Emergency Communication Structure Simulator (ECSS)」を制作。制作にあたり、ChatGPT、Claude、Geminiという3つの生成AIを、それぞれ異なる専門性をもつ「チームメンバー」として役割分担させ、五嶋氏自身は全体統括と最終判断を担う監督として機能したという。プログラミング知識がなくてもシナリオ編集が可能な柔軟性を実現しており、将来的には架空の無線演出を必要とする映像作品の制作資料などへの応用も期待できる。