国立高等専門学校機構は日本経済新聞社と共催で、2025年12月14日に「4回目 高専GIRLS SDGs × Technology Contest（高専GCON2025）」の本選（成果発表会）を開催する。全国89チームの中から書類審査と面談審査を経て選ばれた、本選に出場する12チームが決定した。本選は東京大学伊藤謝恩ホールで行われ、オンラインでも無料ライブ配信される。 同コンテストは、全国の国公私立高専の学生を対象に「SDGsを中心としたさまざまな社会課題の解決に向けた技術開発・アイデアの提案」をテーマとして行われる。選考は、（1）SDGsへの理解（2）イノベーション視点（3）実現可能性（4）加点項目（女性が活躍できる社会実現に向けた提案、女性技術者・研究者の裾野を広げる提案）の4つの視点から実施。全国からエントリーした89チームの中から、書類審査で22チーム、さらに面談審査を経て本選に進出する12チームが選ばれた。 本選に進出する12チームは、アンカーやリバネス、KOSEN LaboなどGCONサポーターによるブラッシュアップを受け、本選に臨む。本選では、最優秀賞（文部科学大臣賞）1チーム、優秀賞2チームのほか、企業賞が選考される。また、高専GCONはコンテストの開催にとどまらず、高専各校でのダイバーシティ・エクイティ＆インクルージョン（DE&I）の推進や、高専生の成長・キャリア支援に関する活動も行っている。 本選出場が決定した12チームとテーマは、仙台高等専門学校「杜のシカシカ」の「磨き残し」を可視化する、子供向けAI搭載アプリと歯ブラシアタッチメント。茨城工業高等専門学校「茨城高専・Tech.AGRI」茨城のさつまいもを核にした地域ブランド戦略。小山工業高等専門学校「いろとりどりラボ」草木染めによる大谷石廃材のアップサイクル。群馬工業高等専門学校「群馬レベルアップ大作戦☆」群馬発の新素材、こんにゃく飛粉を活用せよ！。 豊田工業高等専門学校・岐阜工業高等専門学校「夢見る師弟Girls」廃タイル再生資材の舗装利用で循環経済を実現！。奈良工業高等専門学校「YAMATO Herbal」女性の健康不安を軽減するカワラヨモギを用いた点鼻薬の開発提案。呉工業高等専門学校「MECA女養成プロジェクト」技術者におけるジェンダーフリー社会の推進。徳山工業高等専門学校「ひかみこちゃんねる」いつでも、どこでも、何度でも。フラNavi for Girls。 阿南工業高等専門学校「阿波乙女 (あわおとめ)」共創する物語～あなたとAIの人形浄瑠璃。久留米工業高等専門学校「かっぱ」AIを使った熱処理技術の継承に挑戦。熊本高等専門学校「のんだモン」幼稚園・保育所における熱中症予防を効率化する水分管理ツールの開発。沖縄工業高等専門学校「とっとこミューオン隊！」宇宙放射線テクノロジーを活用した大規模防災エコシステムCOSMOS。 本選の審査は、東京大学大学院情報学環の大島まり氏をはじめ、企業経営者やデータサイエンティストなど5名の専門家が務める。 本選のようすは、日経チャンネルにて午後1時から午後6時までライブ配信される。オンライン視聴は無料で、事前申込みを受け付けている。申込者には各チームの紹介が入ったプログラムが進呈される。◆第4回 高専GIRLS SDGs × Technology Contest（高専GCON2025）本選（成果発表会）日時：2025年12月14日（日）13:00～18:00（予定）会場：オンライン配信（日経チャンネル）対象：誰でも視聴可能参加費：無料申込方法：公式Webサイトより事前視聴申込み
